
仲人の舘です。
多くの既婚者が一度は口にするであろう名言、それが、“結婚は人生の墓場だ!”というものではないでしょうか。
これは、誰がいつ発したとも分からぬ名言ですが、捉え方によっては、かなりポジティブな一言だと言えそうです。
人間、どんなに波瀾万丈の人生を送った人でも、最後は安らかに眠り、天国で永遠の落ち着きを手に入れます。
即ち、お墓の中というのは安住の地であり、結婚する事は、その安住の地に落ち着くという事なのです。
これは実に素晴らしい事であると言えると思う私の考え方は、まんざらでもないでしょう。
確かに、猛烈な熱愛の末に結婚し、静かな場所に定住すれば、一気にモチベーションが下がり、寂しさや物足りなさを感じるかも知れません。
恐らく、ど派手な恋愛劇を繰り広げたり、ゴージャスな挙式を上げた著名人たちの結婚生活が長くは続かないのは、このギャップが大きいものと考えられます。
一方、婚活やお見合いを経て結ばれた夫婦というのは、最初からずっと落ち着いた環境の中で、冷静に2人の関係や将来を見つめて来ました。
だから、安住の地で腰を落ち着け、そのまま長く当たらず障らずの日々を送れるのだろうと思います。
海の向こうには、“愛は結婚の夜明けであり、結婚は愛の日没である!”という名言がありますが、正にその通りですね。
ちなみに、私が一番好きな結婚に関する名言は、夏目漱石が残した“結婚は悲しみを半分に、喜びを二倍に、そして生活費を四倍にする!”。
そして、“良い結婚はある。しかし、魅力的で楽しい結婚はない!”という東洋のことわざに行き着くのであります。