
仲人の舘です。
結婚の苦楽とは、昔からよくいわれている言葉です。
運命的な出会いであれ、偶然の出会いであれ、それは何かのご縁に違いありません。
巡り合わせで一緒になったのだから、苦楽を共にし、一生添い遂げることが理想と言えます。
楽だけ楽しみを味わい、苦境の時に逃げ出してしまうのは真の夫婦とは言えません。
二人で苦境を乗り越えてこそ真の夫婦であり、夫婦は思いやりといたわりの心がいつも根底にあることが大事です。
言いたいことを言うし、喧嘩もするけど、すぐに仲直りするのが夫婦で、お互いに根にもたず、常に思いやりをもって接することが大切です。
それが苦楽を共にするということで、お互いの話をきちんと聞く関係でありたいものです。
結婚し長年苦楽を共にすると、似たもの夫婦になるとよく言われます。
中国では、ある村で暮らす結婚50年以上の夫婦1000組をカメラに収めました。
写真を見てみると、どの夫婦もまさに似たもの夫婦であることに気付きます。
同じ環境で生活し、苦楽を共にしていると、顔の筋肉が同じ動作をし、顔つきなどが少しずつ似てくるのです。
似た者夫婦の生活はとても調和が取れているということを示していて、結婚して50年も一緒に暮らしている夫婦は、気質や心の状態も似てきます。
ライフスタイル、食習慣もほぼ同じで、顔つきも自然と似てくるのです。
結婚は苦楽をともにしてこそ、理想の夫婦になっていくのだと、実感しました。