
仲人の舘です。
結婚は運命のお相手と、なんて甘酸っぱい事を考えるロマンチストは現代にも少なくないでしょう。
運命を定義付けるのは難しいですが、一昔前に流行ったビビビという感性でしょうか。
結婚相談所ではお相手の情報と睨めっこして、という部分があるため機械的な作業に感じる方もいるようです。
一期一会の中から運命のお相手を見つけ出せれば、そこには確かなご縁があったと言えるかも知れません。
ただ、これを実践しようとして婚期を逃さずに済む人は一体どの程度いるのでしょう。
ご縁という事で言えば、数ある結婚相談所の中から同じ場所を選択した事がもうかなりの確率です。
その中でも候補となるお相手が複数いれば、やはり選ばれた一人とはご縁がありますね。
合理的な考え方を持ったロマンチシズムと言えば、矛盾しても見えますが現実的な方向性ではないでしょうか。
実際に、データ上は何の問題もないお相手同士がお見合いをしても、ご縁がなかったというケースは珍しくありません。
データには人間味が反映されませんから、会ってみるまで初対面なのです。
ご縁と言うと、私ども仲人にとっては担当する事になる一人一人ともご縁ですね。
データだけでなく、どういった考えから結婚相談所にやってきたのかを踏まえた上でお相手を一緒に探していきます。
私は知人の紹介で今の妻と知り合ったのですが、その時は随分と深い話をしていた事を思い出します。
すっかり細かい性格まで知られたからこそ、私に紹介するべき人と知人は判断したのでしょう。
いささか手前味噌ではありますが、あの時の思いを胸に少しでも良い出会いの場となればと活動しています。