
仲人の舘です。
トントン拍子で結婚まで進んだのに、新婚生活がうまく行ってないという話を稀に聞きます。
性格はともかく細かい部分の生活習慣の違いは、結婚相談所からの流れだと見極めが難しいかも知れませんね。
しかし、お付き合いが長ければ見極められ、新生活における問題の全てが解決するとは限りません。
何しろ生まれも育ちも異なる場所の他人同士が同居するのですから、考え方に柔軟さが求められます。
自分の領域に他人が入ってくる、という考えでは無理が出てきます。
もちろん他人の領域に自分が入っていくという考えも、最初は良くても苦労が積み重なってきます。
自分とお相手、それぞれの領域を擦り寄らせてバランスを取ることが肝要です。
結婚してからの同居に新鮮味があるのはお見合い結婚ならではなので、探りつつも楽しみたいですね。
結婚すれば社会的な関係はかなり近くなりますが、元々は他人です。
他人と同居しているという事が根底にあると、より良い結婚生活の方向性も見えてくるのではないでしょうか。
恋愛結婚の場合は、どうもここに誤解が生じやすいようですね。
何年もお付き合いしていたのにいざ結婚したらダメだったと言うケースは恋愛結婚の方が多いです。
わかり合っていたはずなのに…といった感じでしょうか。
お互いに譲れないもの同士をぶつけ合っても不毛なだけなので、新しく3つ目の選択肢を用意するのも時には必要です。