
仲人の舘です。
結婚7周年を祝いのが「銅婚式」という事で、さらにもう1年頑張れば、格上げされて「青銅婚式」になるというのは、遙か古の時代の話です。
その後、ここまで来れば、ちょっとやそっとの事があっても、柔軟に対応し、乗り切れるというところから、「ゴム婚式」と呼ばれるようになりました。
確かに、弾力性のある家庭生活というのが、一番長持ちしそうですから、鉄や銅よりゴム、これに限るでしょう。
ところが、現代社会においては、結婚8年目は、「青銅婚式」でもなければ、「ゴム婚式」でもありません。
何と、今時の結婚8周年は、「電気器具婚式」と呼ばれているのであります。
なぜなら、高機能になったが故に、短命になったのが今の家電製品です。
一昔前までの冷蔵庫や洗濯機、それにテレビなんかでも、楽勝で10年以上使えたものですが、近頃の電化製品は、中々そうは行きません。
大体7年持てばいい方とされていて、新婚時代に買ったものが、そろそろダウンする時期というところから、いつしかこんな奇妙な記念日が出来てしまったのです。
何だか、バレンタインのお菓子屋さんや節分のお寿司屋さんと同様、家電メーカーに踊らされているような気もしないでもありませんが…(笑)
まあとにかく、そういう現実があるという事だけは知っておいた方が良さそうです。
という事で、この辺で、古くなって、調子の悪くなった電化製品を買い換え、それでまた、ここから結婚15周年を目指して頑張りましょうという意味にはなるでしょうか。
ただ、いくら自分の言う事を聞かなくなったからとか、思うように動かなくなったからと言って、夫や妻を換えようなんて思わないようにしていただきたいものです。