
仲人の舘です。
結婚してから数十年、今まで喧嘩の一つもしたことがなくて、と話をされる方はいないでしょう。
当人達はそれを喧嘩と思っていなくても、周囲から見れば印象が違ってくるという事はよくあります。
もっとも、認識をされない時点でそれは喧嘩と呼ばないのかも知れません。
さて、元を辿れば他人同士の夫婦が異なる主張で対立するのはむしろ自然な流れです。
とは言え、お互いに引けぬ譲れぬ部分はあるもので、犬も喰わないなどと切り捨ててしまう前に少し考えてみましょう。
どういった事由にしても、夫婦喧嘩における夫の言い分というものは一貫しています。
近年でこそ男女同権やら雇用機会均等やら言われていますが、根底のどこかに男性優位の考えが潜んでいるように感じるのが正直なところです。
話を聞いてみると、俺は外で頑張って働いているんだから、お前つまり妻は家事育児を完璧にこなして然るべきという雰囲気が伝わってきます。
もちろんそれだけが根底にあるのではなく、普段あまり家の事に参加できないもどかしさもあるのでしょう。
言い換えると妻を信頼しているとなりますが、程々にしたいですね。
夫婦喧嘩の内容が家庭内の事なら、どちらの主張が正解という事はありません。
正解を見つけようとする前に、どうすれば問題が解決するかを見つけてみましょう。