
仲人の舘です。
愛憎が表裏一体とは言ったもので、胸に抱く感情はふとした瞬間に反転してしまいます。
思い出せないほど下らない理由で離婚した、なんて悲しい話はしかし現実に存在するのです。
実際に離婚まで発展しなくても、そこへ至る過程の感情を抱いた事のある方はかなり多いかも知れません。
より良い家庭を構築するために少々の喧嘩は必要なエッセンスですが、行き過ぎて破綻させたのでは本末転倒ですね。
前述しているように、喧嘩をする夫婦はむしろ、お互いに関心を持っているため、関係自体は悪くないと言えます。
少々過激ですが、離婚したいという思いも一時的なものなら絶対に悪とは言えません。
ただし、コミュニケーションが十分ではありませんね。
どんな原因から発展した夫婦喧嘩だとしても、途中で片方が強引に終わらせてしまうと消化不良になります。
するとネガティブな感情を抱えたまま時間が過ぎてしまい、いつしか憎悪が拡大されて離婚したい思いが芽生えてくるのです。
夫婦喧嘩自体を防ぐことは難しいですし、必ずしも悪いものではありませんから、お相手の感情の受け止め方を考えてみましょう。
お互いが主張を掲げてファイティングポーズを取れば、ゴングが鳴るのは当たり前ですね。
喧嘩している時は難しくても、翌朝はリセットをするチャンスです。
明日だ明後日だと引き延ばしていると、元々何が原因だったのかさえ思い出せなくなってしまい、同じことの繰り返しになってしまいます。