
仲人の舘です。
なぜ結婚をするのか…哲学的なようにも見えますが、実際のところは現実的な問題が大きいのではないでしょうか。
近頃は共働きも増えてきましたが、前提として夫が働いて妻が家庭をという構図が見えています。
お互いにそれぞれメリットを感じる部分が大きいため、結婚に意味を見いだせるのです。
一昔前なら家系を継ぐという大義が掲げられましたが、今それを感じて結婚を目指している方は、それほど多くないのかも知れません。
老後の生活も辛うじて保証されるため、子を残して面倒を見てもらうという考えも多くはないでしょう。
近代的な感性で言うと、好いた者同士が同じ生活をするというところに目的が潜んでいそうです。
他の誰でもない自分と結ばれる事により、意識としてお相手を専有できます。
男性にしても女性にしても、既婚者という事で社会的な安定感を評価される事もありますし。
会社では役職が上にいくほど人物を見られる事が多くなり、結婚している事が強みとなる場合があります。
家庭に対する憧れも、結婚に対する動機としては十分でしょう。
自分が子供として育てられてきたように、自分の子供を大切に育てたいと思うのは、父性や母性が出てきている事を示唆します。
家に帰ると誰かが待っていてくれる、という何気ないものは何ものにも代えがたい財産です。