
仲人の舘です。
一時期、結婚10周年の記念日にダイヤモンドを贈りましょうなんていうテレビCMがヒットし、日本では10年目がダイヤモンド婚式のように捕らえられていました。
もしかしたら、今でもそう思い込んでおられる方は少なくないかも知れませんね。
けれど、ダイヤモンドと言えば最高の宝石な訳で、銀や金より手軽に入手出来るはずがありません。
やはり、長寿に一族の繁栄が加わって、初めて迎えられるものでしょう。
という事で、結婚60周年の記念日こそが最高級の「ダイヤモンド婚式」です。
もちろん、単に長生きし、孫やひ孫にも恵まれたからというだけではなく、そこには様々な苦楽があってたどり着いたはずです。
実際、ダイヤモンドの価値というのも、4Cと呼ばれる基準プラス、加工技術やデザイン性、そしてブランド力などの総合評価で決まってきます。
ちなみに4Cとは、カットの形を表すCut、色合いを表すColor、透明度を表すClarity、それに、石の重さを表すCarat。
夫婦生活に置き換えれば、愛の形、愛の色、愛の透明度、さらに愛の重さと、いずれも長く連れ添うためには必要不可欠なものばかりです。
これに、家族の加工技術が加わって、独自のデザイン性を持つブランドが誕生する訳で、それを確かめられる日、それがダイヤモンド婚式なのではないでしょうか。
という事で、もはやダイヤモンド婚式を迎えた夫婦には、ダイヤモンドの指輪など無用、やっぱり一族みんなで過ごす事が何より幸せの証となることでしょう。