
仲人の舘です。
「そうよ、誕生石ならルビーなの…♪」という歌が爆発的ヒットを飛ばして以来、7月生まれの女性にルビーの指輪を贈るのは、日本でもすっかり定番となりました。
しかし、例え7月生まれの奥様でなくても、結婚40周年にはぜひ、いえ、必ずルビーの指輪を贈りましょう。
なぜなら、結婚40年目の記念日は、何を隠そう「ルビー婚式」だからです。
ルビーと言えば、真っ赤な宝石というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
事実、40年間連れ添った夫婦の愛と信頼は、炎のように赤く熱いというところから命名された記念日ですが…。
実はこのルビーという宝石、よく見ると、ちょっと黒っぽい赤だったり、紫っぽい赤だったりする事は珍しくありません。
というのも、ルビーという岩石は元々なく、コランダムという鉱物に不純物であるクロムが混入して赤く変色している物をそう呼んでいるだけ。
そして、このクロムの代わりに、イオンやチタンが混入すると、黒っぽくなったり、紫っぽくなったりするという訳です。
確かに、夫婦だって、真っ赤に燃えた炎のような熱い信頼と愛に包まれているとは言え、40年もの長い歩みがあれば、人それぞれ、違った赤みを持っておられる事でしょう。
正に100の夫婦がいれば、100のドラマがあって、100の赤色があるという事です。
型に押し込めずに、自分たちの夫婦の形をつくって行けばいいのですから、肩の力を抜いて幸せだけを噛みしめて結婚に向かってください。