
仲人の舘です。
20歳で結婚しても、40年経てば60歳という事で、還暦を迎え、皆さん、驚くほど立派に成長しておられます。
そこで、人としてもすっかり完成したと言っても過言ではない結婚40年目の記念日を「サファイア婚式」と命名されています。
その意味は、誠実で徳望を持つ大人の2人を慕い、祝福するというもの。
しかし、誠実だとか徳が高いと言われても、サファイアと中々結び付かないとおっしゃる方も多い事でしょう。
しかし、サファイアという岩石は、ダイヤモンドに次ぐ強硬な石で、思い思いの色となり、そのカラーを好む貴婦人たちの憧れの的となります。
即ち、徳を持って生まれた石であって、中々人間は最初からそうは行きませんが、夫婦で長年歩いているうちに、徐々に徳が備わり、人望が厚くなって行くという意味なのですね。
ところで、皆さんは、サファイアもルビーも、元々は同じ岩石だってご存じですか。
実はどちらもコランダムという鉱物で、赤い物だけがルビー、それ以外の色はサファイアなのです。
そのため、サファイアは、よく見掛ける青以外にも、黄色や茶色など、実に多彩なカラーが存在します。
正に夫婦も同じで、十人十色ですから、様々な色合いを持ちながらも美しく輝いている訳です。
ちなみに、ピンク掛かったオレンジ色のサファイアは、パパラチアと呼ばれる非常に希少価値の高いもので、「サファイアの王」と称されています。
そこで、どうせならこの手の色合いを目指し、45年間歩みたいものですね。