
仲人の舘です。
昭和の頃ですと30歳にもなって独り者だと肩身の狭い思いをしたものですが、今は30歳で青春真っ盛りといった具合の方が多いですね。
女性の社会進出が活発になった事が一つの大きな要因として考えられ、全体的に晩婚化の傾向にあります。
バブル崩壊より起きた不景気といった要因も見過ごすことはできず、社会的な風潮と結婚とは切り離せない関係にあると言えるでしょう。
社会的にというと、既婚者と未婚者とで印象に大きな違いが出てきます。
結婚していないと出世に響く、などという話を聞いた事があるかも知れません。
これは結婚そのものがテーマになっているというより、既婚と未婚での立場の違いがテーマになってくるのでしょう。
自分ではそれほどの変化がないように思えても、結婚した後と前とを比べてみると考え方に違いが見られます。
社会的に評価されるのが既婚者なのは、結婚した事により家族ができたところに由来します。
自分のためだけに使っていた時間やお金のほとんどを家族のために使うようになり、自然と責任感が生まれます。
会社や組織で役職が上がっていけば束ねる人数も増えるため、単純な能力に加えこうした部分でも評価されるようになるのです。
人間個人としてみれば背負うものが増え自由に行動できなくなったと言えますが、社会的にみれば仕事を投げ出さないと言えます。