
仲人の舘です。
のしと言えば、いろんな贈り物に付けられていますが、これは日本独特の風習の1つです。
風習である以上、選び方や表書きの方法には、いくつかのルールがあり、お相手によってはのしの使い方を気にする人もいるので、ある程度のマナーは心得ておく必要があります。
結婚の内祝いで用いられるのしは、結び切りを選ぶのが普通で、結び切りは紅白の水引き10本が固く結ばれ、ほどけない様を表しています。
結婚の幸せがずっと続きますように、という願いが込められている訳で、のしにはちゃんとした理由があるのです。
蝶結びの水引は、ほどけて何回でも結び直せるようになっているので、繰り返しては困る結婚には絶対に使ってはいけません。
結婚の内祝いののしがけをお願いするときは、結婚の内祝いであることを包装の担当者にしっかり伝える必要があります。
結婚の内祝いののしには、表書きに寿もしくは内祝と書くのが一般的で、その下には、結婚後に贈るなら新郎新婦の姓だけを入れます。
姓の下に夫婦の名前を連名で入れる場合もありますが、その場合、新郎が右、新婦が左に名前を書きます。
両親との付き合いが深いお相手に、結婚の内祝いののしを贈る場合は、両家の姓で贈るときもありますが、わからないときは両親に相談しながら決めることです。