仲人の舘です。
昨今の婚活ブームを一つのトレンド的なビジネスチャンスと捕らえ、結婚相談所の開業を考えられる一個人が後を絶ちません。
私自身、長年この業界に居着いていますから、その間、多くの新規参入を目にして来ました。
けれど、残念ながら、その多くが、大きな夢や高い志を持ちながらも、むなしく消えて行ってしまっています。
確かに、結婚相談所というビジネスは、国家資格など不要ですし、比較的容易に手を出せると考えられるのでしょう。
まずは、事前にしっかりと業界全体の現状をリサーチし、自らの能力と知識を高めておく事は絶対条件です。
そうしなければ、単なる甘い目論見で開業しても、ほどなく去って行くだけの短い運命を歩く事になってしまいます。
そこで私は、事前に必ず日本ライフデザインカウンセラー協会が実施する「ライフデザインカウンセラー講座」を受講される事をお勧めします。
この講座は、主にプロの仲人として、良縁を取り持つために必要なノウハウを伝授してくれるもので、終了するとという認定書がもらえます。
私もしっかりと受講しましたし、当・結婚相談所は「マル適マーク」の事業所にも認定されています。
もちろん、結婚相談所を開業するという事は、新たにビジネスを始めるという事ですから、そうしたノウハウも必要にはなるでしょう。
けれど、それは外側の部分であって、いくら強硬に固めても、直接的に成婚につなげるのは非常に難しい部分があります。
ですから、それよりも内側の人と人との関係を媒介する事が出来なければ、生きる事すら許されない業界であるという事をまずは強く認識していただきたいのです。
仲人の舘です。
結婚相談所を介してのお見合いのメリットの一つに、場所の心配をしなくていいという事があります。
何故なら、多くの結婚相談所は、所内に一席持てるスペースを準備しているからです。
この結婚相談所の中のスペースであれば、特別な費用が掛からないのが一般的で、高級感に欠ける分、緊張感も大幅に軽減される事でしょう。
実際問題、最近は年に10回以上のお見合いをされておられる方もいらっしゃって、そうなって来ると、その費用もバカにはなりません。
仮に、ホテルのラウンジで1杯1,000円のコーヒーを飲んだとしても、それだけでもう1万円になってしまうのです。
そのため、少しでも経費削減しようと、ファミレスでのお見合いを希望される方も中にはおられるのです。
確かに、ざっくばらんにという事を口実にすれば、それもまあ通らなくはないでしょう。
費用も緊張も軽く済むという事で、特にお若い方なら、それも十分ありなのかも知れないとは思います。
しかし、やはりお見合いは、自分の一生を決める一場面になるかも知れないではなく、なるだろうと仮定して望まなければ、成功する物も成功しないと私は思います。
そういう面では、自分の一生を掛けるのに、300円程度のコーヒー一杯というのはいかがなものでしょうか。
そこはやはり、そこそこの味と雰囲気を醸し出してくれる1杯1,000円のコーヒーで勝負するべきだろうと私は考えます。
よって、ファミリーレストランやセルフサービスのカフェなどでのお見合いは、私自身は推奨しません。
結婚相談所内でお見合いをしないのであれば、やはりしゃれたカフェか、ホテルのラウンジがベターだと思っています。
仲人の舘です。
職場で気になる異性と出会って、恋に落ち、そして結婚するという職場結婚は、トレンディードラマの定番中の定番ストーリーと言えるでしょう。
仕事とプライベートは白黒はっきりさせたいと、職場結婚に積極性を見せない女性は少なくありません。
それにつられるように、男性の方も、職場結婚は何かと面倒な事や厄介な事になりそうな気がすると言って、躊躇する傾向が強いようですね。
けれど、実際には、職場で恋愛の末に結婚したカップルは、と某アンケート調査によると、実に4割に上るという結果も出ていますから、これはちょっと驚きです。
やはり、時間や空間を共有する事の多さは、そのまま人の心に浸透して行くものなのではないでしょうか。
そのため、下手をして苦手意識を持ってしまえば、とことん嫌悪感を高めてしまう事にもなりがちですが、反対に、好意を持てば、自然と好感度は上昇して行くものです。
同じ会社で働いていることで身元はわかっていますし、仕事をしていると本当の人間性も見えてくることから、ある意味で安心感があるのかもしれません。
女性は仕事に真面目に取り組む男性に好意を持つものですし、男性だって、しっかり仕事をする女性にはよい印象を持つのが一般的です。
結婚には信頼関係が欠かせません。
毎日の仕事に責任を持って取り組むことは「信頼できる人」という第一印象を育むようです。
仲人の舘です。
フジサンケイグループのサンケイリビング新聞社が発行する情報紙「リビング東京東」の2014年5月17日号に全国仲人連合会・日暮里駅前支部の広告が掲載されました。
「リビング東京東」の配布地域は、港区、中央区、文京区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区に155,000部(日本ABC協会報告予定部数)配布されています。
「暮らし案内」コーナーの小さな枠です。
仲人の舘です。
結婚相談所というと、何人かのアドバイザーがいて、お見合いパーティーが出来るような広い多目的スペースを持っているような駅前の立派なオフィス。
そんなイメージを持たれておられる方も多いかも知れませんが、必ずしもそうとは限っていません。
極端な話、世話好きのおじさんやおばさんが、4畳半一間でも十分始められるビジネスなのです。
実際、世話好きが高じて、今やプロの仲人であり、小さな結婚相談所の支部長であるという人は大勢います。
言ってみれば私もその類いですし、小さな結婚相談所の多くがそうなのです。
ただし、それだけだれでも容易に入れる業界だという事は、その裏側で、次から次へと消えて行く人も後を絶たないという事を知っておいていただきたいのです。
ですから、まず結婚相談所を開業すると決めた以上は、徹底的にプロの仲人として生きると決めたのだという事を強く認識し、常に自分磨きを忘れてはなりません。
自分自身が黒くくすんでいて、人の輝く人生の演出やサポートが出来るはずがないでしょう。
やはり、自らが、いつの時代も、その流れと背景にしっかりとフィットするように光り輝く事。
これが出来て初めて、その時代のニーズに応じた仲人業が出来るのです。
そして、結婚相談所も順調にビジネス展開して行けるものと私は考えています。