仲人の舘です。
「恋愛と結婚は別物」とは、よく言ったもので、両者は切り離して考えるべきでしょう。
恋愛の先に結婚がある事がダメな訳ではありませんが、同じように考えたままでは困ります。
特に婚活をしようという方なら、しっかり意識を結婚に向けていく必要があります。
そう考えていくと、お見合いというシステムは婚活において実に合理的と言えるでしょう。
男女の出会いで恋愛は自然なものですが、どうしても感情のピークが最初に来てしまいます。
しかし、結婚は出会ってから何十年と続いていくもので、恋愛時の感情を維持する必要はありませんが、冷めきってしまうのも問題です。
恋愛から何となく機運が高まって結婚、というよくある流れに潜んでいるリスクは、お相手の欠点を見ていない事です。
婚活において、これは致命的なミスとなりかねません。
婚活として異性と出会う場合、恋愛脳のままでは困ります。
お相手の良いところだけ見たい気持ちを抑え、欠点にも注目する必要があるのです。
良いところと、悪いところ、この二点をバランスよく見て考えられると有意義な婚活になるのではないでしょうか。
一緒に暮らしていくと、否応なくお相手のいろいろな面が見えてきますから、割り切って考える事も必要でしょう。
仲人の舘です。
結婚相手に求める条件として、男性が女性に期待するのが年齢や容姿といったものであるのに対し、女性は男性に年収を期待しています。
特に結婚相談所では、最初にお相手に対する希望を設定しますから判断材料として適当です。
年収は多いに越したことはないでしょうが、具体的にどの程度が現実的なラインかを把握していないと機会を逃す事になりかねません。
区切り良く1000万円、と考える方も多いようですが、男性全体で見て6パーセント程しかいません。
600万円まで引き下げても全体の20パーセント弱ですから、理想と現実の違いを把握しておきましょう。
さて、600万円でセレブリティな暮らしは難しいですが、一般的な水準よりは上にあります。
要するに好条件というものですから、競争倍率も高いでしょう。
全体で20パーセント弱といっても年代ごとに差があり、30代以下では15パーセントしかいないようです。
そこから更に結婚相談所に登録している人をとなると、かなりの狭き門でしょう。
あくまで年収にこだわる場合、たとえば600万円を基準としてお相手の男性を考えているなら、年齢の方で調整する方法があります。
20代で厳しいなら30代、更に40代といった具合にスライドしていく事で可能性を高められるのが結婚相談所です。
男性は女性に対し年齢を要求する傾向にありますから、年齢差をうまく使ってみましょう。
仲人の舘です。
離婚率が上昇しているという話がありますが、一方で再婚率も悪くはありません。
つまり、離婚してそのままではなく再婚をする方が多いという事です。
離婚者に対するイメージも、昔に比べるとかなり和らいでおり、ネガティブに捉えられる機会は減ってきています。
追い風のように女性の再婚禁止期間が見直された事もあり、これからも数は増えていくかもしれません。
ただ、法律で禁止されてはいないとは言え、やはり1年以内での再婚となると世間体は無視できないようです。
1年という期間を長いと見るか、短いと見るか、それは人によるでしょう。
女性の再婚禁止期間も、元々は半年というものが100日に短縮されましたから、1年と聞けば何も問題はないように見えます。
もっとも、世間体に関しても自分たちの年齢によって変化するものなので一概には言えません。
若いと確かに気になる部分ではありますが、30歳を過ぎていると再婚までの期間を少しでも短くしたいという思いはあるでしょう。
一律に再婚までの期間を考えるのではなく、様々な要素を複合的に考慮しながら考えてみると良さそうです。
世間体は無視できるものではないかもしれませんが、とらわれすぎてしまっても仕方がありません。
法律で約束している以上、1年どころか100日でも問題はないのです。
仲人の舘です。
言葉には流行り廃りがあり、その時代の風景を反映したものがしばしば登場します。
ただ、バツイチという言葉に関しては90年代に登場して以来、今も使用される事の多い言葉です。
意味は、これに関しては語源を辿ってみると現代では通じにくいのですが、ニュアンスとして解釈できます。
もちろん離婚歴のある方を指す言葉で、二度の離婚ならバツニとなるようですね。
今ほどコンピューターが普及していなかった時代には、戸籍謄本は紙媒体で管理されていました。
当然ながら結婚すれば配偶者欄にお相手の名前が記載されますが、離婚時にはこれを抹消しなければなりません。
そして、その方法がバツイチの言葉通りバツ印をつける事でした。
バツ印が一つ付いているからバツイチという、単純な意味です。
今は、戸籍謄本はコンピューター上で管理されていますから、バツ印が実際に付けられる事はありません。
それでも、離婚経験というネガティブな意味をオブラートに包みつつ、端的にわかりやすく表現したバツイチという言葉は今も重宝されています。
由来を知らなくても何となく意味がわかる言葉、というのは貴重です。
まぁ、便利な言葉ではありますが、目にする機会は無いに越したことがありません。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








