仲人の舘です。
離婚経験者の割合というと、よく言われるのが「3組に1組が離婚」という言葉ですが、これは誤りで正しくありません。
この数字は、ある年の離婚件数÷婚姻件数で算出したものなので、実際よりは離婚率が高くなってしまいます。
結婚と離婚のタイミングの差が考慮されていないので、少子化によって結婚適齢期の人口が毎年減少していることが配慮されません。
初婚でどれくらい離婚のリスクがあるかを知りたいなら、初婚離婚率か初婚継続率を調査しないといけません。
ただ、こうしたデータは日本の人口統計に存在しないので、離婚経験者の割合は、3組に1組というのが定説になってしまったのです。
離婚経験者の割合を知るには、離婚経験者数÷再婚を含んだ累積婚姻者数という計算式で算出する必要があります。
この推定によると、日本人女性の50歳時点での離婚経験者の割合は約18%になります。
この世代だけでも現時点では20%を超えておらず、3組に1組が離婚という言葉が誤りであることを示しています。
しかし、離婚経験者の割合は年々増加しているので、将来的には、3組に1組が離婚という形に近づいていくことでしょう。
離婚経験者の割合の増加ペースは、鈍化することがなく、鈍化が目立つのは25歳前後の数年間だけということがわかっています。
仲人の舘です。
縁結びで奈良と言えば、飛鳥坐神社が有名です。
ここの境内は、五穀豊穣を祈って子授けの神として信仰されており、沢山の陰陽石があるのが特徴です。
男の子や女の子の形をした石が並んでいる姿はまさに壮観で、祈願絵馬をつるす縁結びの木や、縁結びのお守りなどが販売されています。
2月には、おんだ祭があり、天狗とお多福がラブシーンを演じる奇祭は人気があります。
舞台の上で田植えと夫婦和合の神事が執り行われる風景は、まさに縁結びにふさわしく、カップルで散策すると盛り上がること必至といわれている神社です。
西大寺も縁結びの奈良の定番スポットで、人間の愛欲を司る愛染明王坐像を本尊としていることで有名です。
全身が赤く六本の腕に密教法具や弓を持つ姿は、縁結びの仏様に相応しい様相で、恋を叶えてくれそうな迫力があります。
縁結びで奈良というと、春日大社の夫婦大国社もあり、大国主命と須勢理姫命の夫婦神を祭神としています。
日本で唯一夫婦の大国様を祀った神社ということもあり、縁結びや夫婦円満にご利益があるとされています。
ハート型の絵馬が用意されていて、恋人と二人で名前を書くと、仲がいつまでも続くと言われています。
付近一帯には、縁結びの御利益があると言われるナギの樹林が広がっていて、神聖な空気に包まれる雰囲気があります。
仲人の舘です。
婚活中の方も、そうでない方も、一度くらいは縁結び神社に足を踏み入れた事があるのではないでしょうか。
由来は色々あるでしょうが、祭神が結婚に関係したものである事が多いです。
ところで、恋愛成就のお守りを持っている方はいるでしょうか。
文字通り恋が実ると解釈すれば、婚活にはもってこいのアイテムです。
しかし、この二つ、一体何が違うのか気になりませんか。
字面こそ似ていますが「縁結び」と「恋愛成就」では、それぞれ求めるところが違います。
一見するとどちらでも良さそうですが、縁起物ですから細かいところにも注目してみましょう。
まずは「縁結び」の方ですが、ご縁を結ぶとありますから今既にある人間関係に注目します。
婚活中なら、気になる異性がいる場合や、いい感じになっているお相手との将来などを考えた時に頼りたいものです。
対する「恋愛成就」は、まだ見ぬお相手とのご縁を祈願する意味で用いると良いでしょう。
これから婚活を始めるというタイミングなら、こちらの方が相応しいですね。
もっとも、神社などでも「縁結び」と「恋愛成就」を正しく使いわけているところは多くないので、必ずわけて考えなければならないという事はありません。
特に気にならないのであれば、どちらでも言葉より場所を重視して行ってみると良いでしょう。
仲人の舘です。
まずお見合いして、最初にお相手は自分に気があるなぁと思うのは勝手ですが、それは勘違いです。
確かに様々な条件を乗り越えて、今のお見合いという舞台がありますが、だからといっていきなり気がある事にはなりません。
自分とお相手の意識を正しく把握できていないと、お見合いはうまくいかないでしょう。
何回もお見合いをしていて、それでもうまくいかない時は自分に何か悪いところがあるのではないかと考えてしまいがちです。
もちろん完全に可能性を否定する事はできませんが、そうとも言い切れません。
言ってしまえば条件のすり合わせですから、合わない時は合わないのです。
自分がお相手に求める条件について考えてみても、誰でも良いという事はないでしょう。
また、条件はピッタリでもなんか違うという感想を持った事はありませんか。
うまくいかない時はもう一度、改めて条件を見直してみる必要があるかも知れません。
結婚相談所を利用しているのであれば、そこの仲人との意思疎通がうまく行っているかを確認しておきましょう。
いい歳をして容姿が気になるとは言い難い、とは思いますがどうしても気になるなら注文しておくべきです。
仲人がいる結婚相談所ならではの対応で、しっかり意思疎通している事でうまくいかない可能性を減らすことが出来ます。
仲人の舘です。
不可能ではありませんが、遠距離でのお見合で、交際を成立させるためには、通常以上の情熱と労力が必要となります。
生半可な覚悟では、苦労に耐えられなくなるので、まずは自分の心意気を確認しておきましょう。
お見合いそのものの性質が、普段のそれと違う事はありませんが、遠距離という事でいくつか余分に考えなければならない事があります。
たとえば話がうまく進んだとして、結婚してどこに住むのかという問題です。
片方が専業で家事をするなら問題ないかも知れませんが、共働きの場合は、遠距離という事で転職を余儀なくされるでしょう。
お見合いとは、つまり結婚を考える事ですから、遠距離ならば仕事の問題を片付けない事には先へ進めません。
婚活イコール近場同士という先入観は、確かにあるかも知れません。
しかし、街コンなどでは遠方からの参加者も少なくないため、移住希望者は一定数存在します。
地方に在住で、首都圏への移住希望がある場合、お見合いにおける遠距離問題は問題とならないでしょう。
お見合いしてみたいと思ったお相手が遠方に住んでいた場合、結婚の事までを考えて話を受けるかどうか決めなければなりません。
遠距離での成功例は多く、過度に不安がる必要はないでしょう。
遠距離は、自分は経済的な負担がありますが、お相手には精神的な負担を強いやすいです。
そこをうまく解消できるかどうかが、まず成功への鍵となりそうです。