仲人の舘です。
お見合いの前日というのは、初心者でなくとも、何かしら緊張するものです。
実はここだけの話ですけどね、お見合いの前日って、私ども結婚相談所の仲人でも緊張するものなのです。
もちろん、自信を持ってお勧めしたお相手ではありますが、それでも、お互いが気に入るかどうか、意気投合してくれるかどうかという事を考えてしまうものです。
ですから、当事者ならなおのこと、期待だけでなく、緊張や不安が大きくなるのは当たり前でしょう。
ということで、前の日の過ごし方や注意点、やるべき事などを尋ねられる事も多いのですが、やはり普段通り、これに勝る答えはありません。
前日が平日なら、普通に仕事に行って帰宅して、テレビを見ながらのんびり過ごすような形が取れれば最高でしょう。
ただ一つ、個人的に気を付けていただきたいのは食事です。
稀に緊張のあまり、それを抑えるべく、暴飲暴食に走ってしまい、当日は胃やおなかの調子が悪いと浮かない顔をして来られる方がおられます。
また反対に、食欲不振で元気がないまま初めてのお見合いというのもあって、いずれにせよ、お相手に与える印象が大幅に下がってしまうのは間違いありません。
さらに、前の日に食べたものが悪く、お見合いの席で頻繁に席を立つような羽目にだけは絶対にならないようにするのが鉄則です。
食は我々人間の糧ですから、それが人生を決めると言ってもいいのではないかというのが私の主張です。
後は、予めお見合いの場所と時間を再確認し、着て行くものを準備し、よく眠るなんていうのは基本中の基本。
子供じゃないのですから、皆さん、わざわざ言われなくてもわかっておられますよね。
仲人の舘です。
男性がお見合いする場合、まずどんな人でも共通して大事なのが、身だしなみです。
お見合いで考えるべきことは、自分の身だしなみを再確認することです。
お見合いに際しては、服や髪型、爪やヒゲなどが客観的に問題ないかどうかを再確認する必要があります。
自分では問題ないと思っていることが、女性にとっては気になるポイントになるものなので、決して主観で自分を判断してはいけません。
お見合いでの男性の身だしなみで大事なのは、手、髪、顔で、スーツを着ているときに外から見える部分です。
爪が伸びていると、無精ヒゲと同じくらいだらしない人と思われがちなので、爪はしっかりと切っておきましょう。
髪型は女性ごとに好みがあるので一概には言えませんが、お見合いの席では、清潔感のある無難な髪型にすることです。
顔はもっとも印象に関わる部分ですが、作りを変えるのは無理ですから、しっかり顔を洗って、ヒゲの剃り残しがないかをチェックしましょう。
できれば眉を整えて毛穴の黒ずみも解消しておきたいですし、鼻毛も要チェックですね。
女性はよくエステを利用しているようですが、最近では男性のエステも多くなってきていますので、利用してみるのも一つの手かもしれません。
もちろん人間は中身が大事なのですが、外見は中身の表れだということを忘れずにいてください。
仲人の舘です。
お見合いをしたとしても、理想の結婚相手に巡り会えないのではないか、また、何を決め手に結婚相手を選べばいいのかわからなかったりする事があると思います。
年齢を考えると躊躇することもお見合いではあよくありますが、一方で早く結婚して親を安心させてあげたいという気持ちや、出産のことなどで特に女性は焦りがちになります。
そのようなとき、実は、お見合いのお相手との二人の老後を想像してみることはとても大切なことです。
不思議なことに、一緒に過ごす老後がイメージできるお相手とそうでない方がいるのです。
お見合いでは、好みも人それぞれで何を重視するかも人それぞれです。
しかし、皆さんもご存知の通り、ご縁というのはデータが全てではありません。
例えば女性が、自分よりも身長が10センチ以上高い人、という条件で絞っていたものの中々しっくり行く男性と巡り会えず行き詰まりを感じていた時のこと。
条件には当てはまらないのですが、私ども仲人の目から見て「この人だ!」と思う方とお見合いをセッティングしたのです。
はじめはあまり乗り気でなかった女性ですが、そのお相手とは話しがトントン拍子に進みました。
お見合いという短い時間の中で、その男性と自分が一緒に歳を重ね、おじいちゃんとおばあちゃんになっても微笑み合っている和やかな風景が見えたそうなのです。
お相手選びの基準がわからなくなってしまった時、ちょっとお二人の老後を想像してみてはいかがでしょうか。
仲人の舘です。
ブラジルでは、縁結びの日があり、それは聖人アントニオの命日の前日で、恋人同士でプレゼントを贈りあう習慣があります。
ブラジルでは6月12日が恋人の日とされていて、恋人の日は、ブラジルでの縁結びの聖人とされるアントニオの命日の前日になります。
ブラジルの縁結びは、恋人同士でフォトフレームを贈り合う習慣があり、とてもロマンチックな風習です。
日本でもその普及を狙い、1988年に全国額縁組合連合会によって縁結びの日が制定されています。
このブラジルの縁結びの日は、バレンタインとホワイトデーとクリスマスイブが一気に来るような、恋人たちにとってとても大切な日なのです。
同時にこの日はW杯開幕日でもあり、恋人や愛妻がみている前で、絶対に負けるわけにはいかないブラジル代表チームは必至です。
開幕戦が行われる6月12日は、ブラジル人にとって年に1度の大切な日であり、恋人の日でもあるわけです。
カトリック教徒のブラジルでは 縁結びの神様である聖アントニオの命日の6月13日の前の日をイブとてして設定しました。
この日に結婚の神様としてご利益があるSanto Antonio Do Pinhalという教会でお参りすると、良い御縁に恵まれるという言い伝えがあります。
世界にはその土地柄を背景にした様々な縁結びにまつわる行事があるのですね。
仲人の舘です。
結婚の苦楽とは、昔からよくいわれている言葉です。
運命的な出会いであれ、偶然の出会いであれ、それは何かのご縁に違いありません。
巡り合わせで一緒になったのだから、苦楽を共にし、一生添い遂げることが理想と言えます。
楽だけ楽しみを味わい、苦境の時に逃げ出してしまうのは真の夫婦とは言えません。
二人で苦境を乗り越えてこそ真の夫婦であり、夫婦は思いやりといたわりの心がいつも根底にあることが大事です。
言いたいことを言うし、喧嘩もするけど、すぐに仲直りするのが夫婦で、お互いに根にもたず、常に思いやりをもって接することが大切です。
それが苦楽を共にするということで、お互いの話をきちんと聞く関係でありたいものです。
結婚し長年苦楽を共にすると、似たもの夫婦になるとよく言われます。
中国では、ある村で暮らす結婚50年以上の夫婦1000組をカメラに収めました。
写真を見てみると、どの夫婦もまさに似たもの夫婦であることに気付きます。
同じ環境で生活し、苦楽を共にしていると、顔の筋肉が同じ動作をし、顔つきなどが少しずつ似てくるのです。
似た者夫婦の生活はとても調和が取れているということを示していて、結婚して50年も一緒に暮らしている夫婦は、気質や心の状態も似てきます。
ライフスタイル、食習慣もほぼ同じで、顔つきも自然と似てくるのです。
結婚は苦楽をともにしてこそ、理想の夫婦になっていくのだと、実感しました。