仲人の舘です。
今は女性でも家事手伝いという人がめっきり減り、仕事に自らのライフスタイルを確立しておられる方がほとんどです。
そのせいか、社会人になると、例え生まれ故郷で就職したとしても、一人暮らしをされる方が増えました。
そういう意味では、しっかりと自立されておられる方が多いように思います。
ただ、そうなると、どうしても実家暮らしの男性は、何かにつけて甘えん坊で、自活出来ないように思われがちでしょう。
しかも、結婚後も親と同居となると、やはり敬遠される傾向は否めません。
まあ確かに、結婚してやっと自立というのでは、安心して付いては行けないという気持ちはよくわかります。
しかし、中には親御様の面倒をみている、責任感のある男性も多くいらっしゃいます。
そもそも結婚するという事は、二人で生きる事ですから、むしろ、自立している人からみると、柔なライフスタイルに切り替えるようにみえるかも知れません。
とは言え、家庭という一つの世界においては、二人は一心同体ですから、その範囲内で支え合ってやって行くのは誰かに頼って生きる事ではありません。
結婚と自立は相反した言葉のように思われがちですが、実は各々が精神的に自立をしている事が大切なのです。
精神的に自立している、要するに「大人」であれば親御様との同居もさして苦にはならないと思います。
仲人の舘です。
今年のお正月はどのように過ごされましたでしょうか。
ところで、おせち料理の中には、長寿や子宝を願う物は入っていても、良縁を祈願する物がないんじゃないか?っという質問を受けたのですが、そんな事はありません。
おせち料理の中には、昆布巻きや卵焼きなど、巻物がしっかり入っています。
巻くというのは結ぶという事ですから、それは正しく縁を結ぶ食べ物なのです。
婚活中の方は特に、縁を結んで喜ぶなんて言って…昆布巻きを大いに食べてください。
年末年始と言えばもう一つ、日本では年越しそばがつきものですが、そう言えば、あれについてもこんな事を言われた事があります。
年越しそばは断ち切るという意味があるから、もっか交際中のお相手とうまく行かなくなるんじゃないかって。
確かに、今年一年の厄払いという事で大晦日にそばを食べる習わしがあるという説は有力ですし、気になる人には気になるのでしょう。
しかし、これも別の角度から見れば、少しでも長く幸せをという意味で食べる物でもありますから。
むしろ、交際中のお相手がいれば、安心して召し上がっていただきたいものです。
さらに、風水では、麺類は良縁を呼ぶ食べ物とされていますから、年越しにそば、あるいは、年明けにうどんというのはお勧めです。
縁結びで有名な出雲大社の名物がそばなのも、もしかしたら、これに由来するのかも知れません。
ちなみに、未だ交際出来るお相手のおられない方は、遠方から縁を呼ぶという事で、遠くで誕生した麺類、スパゲッティーなどを食べるといいのだそうです。
仲人の舘です。
今のいろはかるたと言えば、「イ」は「犬も歩けば棒に当たる」、「ロ」は「論より証拠」、ハは「花より団子」で、「エ」は「得手に帆を上げる」となっていますよね。
でも、昔は少し違ったらしくて、「エ」は「縁は異なもの味なもの」だったのだそうです。
この「縁は異なもの味なもの」というのは、誰が見ても意外なカップルであっても、結ばれるものは結ばれるという意味だとか。
稀に「異なもの」を「奇なもの」と思い込んでおられる方がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。
元々好きなものじゃないのが結ばれるから、「異なもの味なもの」なのです。
この仕事をしていると、本当にご縁は結ぶものだと思えと励ます事も多いですが、実は、心の底では、ご縁はやっぱり結ばれるものだと思っている部分が往々にしてあります。
ただ、良縁を求める気持ちがなければ、結ばれるご縁も結ばれないでしょう。
そういう意味で、前にも書きましたが、一期一会の気持ちは常に大切にしていただきたいと思います。
ちなみに、先に話したいろはかるたは、時代によっても違うようですが、江戸と京都でも違っていて、京都の「エ」は「縁の下の力持ち」だそうです。
という事で、「縁の下の力持ち」になれるように、これからも日々精進してまいります。
仲人の舘です。
婚活する上で容姿は重要かと言われれば、やはりYesと答えざるを得ないでしょう。
特にお見合いとなると、取りあえず写真を見て会うか会わないかを決める訳ですから、自ずと容姿はポイントとなります。
しかも、私の経験から言わせていただくと、特に男性は容姿でお相手を選ぶ傾向が強く、男性は見た目より中身だと言いながらも、女性に対してはという部分が否めません。
その点、女性の方は現実的で、外見も重きにはおきますが、それ以上に職業や趣味などのプロフィールを念入りにチェックされます。
ですが、ならば容姿は二の次なのかと言うと、決してそんな事はなく、早い話、プロフィールと外見がどの位フィットしているのかで判断されるのです。
確かに、人は自然と持って生まれた内面的な部分が外観にもにじみ出るもので、普段の生活スタイルと見た目が不釣り合いだというのは不自然なのかも知れません。
恐らく女性はそれを知っていて、そういう見方をされるのでしょう。
そうなるとですね、容姿が重要とは言っても、単にイケメンならいいという訳ではなく、中身が良く、それが表面に出ていなければいけないという事になりそうです。
つまり、お見合いするために必死になってイケメンを作り上げるのは無駄な努力。
やはり常日頃から心身を磨き、中も外もいい男になる事が肝心なのです。
もちろん、これは女性にも言える事で、中身と釣り合う容姿であれば、後は清潔感さえキープすれば大丈夫です。
男性も女性も、変に気取らず、無理に作らず、これが基本でしょう。
仲人の舘です。
最近は、結婚したら家庭に入って、主婦業と子育てに専念して欲しいと言う男性はほとんどいません。
また、女性も、結婚したからと言って、仕事を辞めたくないと言う方が増え、夫婦共稼ぎのお宅が標準的になりつつある訳です。
実際問題、男性だって、自らの収入だけで家族を養うのが厳しい時代ですから、これはある意味、自然の流れなのかも知れません。
ただ、やはり中には、妻には外へ出て欲しくないと思われる方もまだまだおられる訳で、その理由は様々です。
自分自身に甲斐性があってそう仰る方もおられれば、家庭の事情でそう仰る方もおられますし、単に独占欲が強いだけでそう仰る方もおられます。
そうなると、経済的に余裕があるからというだけなら、女性が仕事を続けたいと言えば、認められる事も多いかと思われます。
介護の必要な家族を抱えていたり、強烈なヤキモチ焼きのお相手なら、仕事を続けたいという妻の要望が受け入れられる可能性は低いでしょう。
また、女性側も、経済的に余裕があるのなら、無理に働かなくても、専業主婦を楽しみたいと本当は思っておられる方もいらっしゃって、その辺りのマッチングは重要です。
さらに、結婚後に女性が仕事を続けるかどうかによって、子供についてのプランも変わってきますから、それは必ず結婚前には確認する事が必須なのです。
そこで、女性は専業主婦になってもいいのか嫌なのか、男性は共稼ぎでも構わないのか困るのかをきちんと伝えてください。
逆に言えば、お互いが良ければ、例えお見合い結婚であっても、女性の身の振り方は自由自在だという事なのです。
さらに、女性が許せば、男性が専業主夫になる事も十分可能だと言えるでしょう。