仲人の舘です。
非日常時における精神の高揚感を狙ったものでしょうか、この頃お見合いバスツアーなるものをしばしば目にします。
文字通りお見合いとバスツアーを合わせたイベントです。
応募があってもすぐに埋まってしまう人気のお見合いバスツアーもあるという話を聞きます。
人と接するのが苦手な方でも、異性とコミュニケーションを取りやすいので、婚活パーティー等で今まで思うような結果が出せなかった方にも十分チャンスがあるのかも知れません。
ツアーと称している以上、様々な観光地を巡るようですが観光は二の次です。
しかし二の次に観光が控えている事が重要で、これのお陰で話の種に困りません。
移動中は横入りも入りにくい空間で一対一の関係になれますので、じっくり話をする事ができるようです。
しかし席を変えるタイミングも多く、お見合いバスツアーの趣旨を忘れていません。
あまり婚活を前面に出したイベントが得意ではない方も、お見合いバスツアーなら気軽に参加できそうです。
費用もそれほど高額ではなく、一般的なバスツアーと近い感覚で参加できるでしょう。
少し変化球的な雰囲気もありますが、普段の婚活に疲れたら心機一転こうしたイベントに参加してみるのもありかも知れません。
目的地は実に様々で、縁結びと関係のあるところから季節柄のところまで自由に選べます。
しかし、お見合いと称していても、参加者の結婚への意識はあまり高くなく、イベント程度に考えていた方が無難だとは思いますが。
仲人の舘です。
結婚を見据えた関係になるかも知れないお相手と、初めて会う機会ですから、お見合いに向けて気合が入るのは当然です。
ただし空回りしては意味がないので、抑えるべきポイントは抑えておきましょう。
服装ですが、ただ華美に見せれば良いというものではありません。
女性らしさをアピールする事はもちろん重要ですが、もちろんお相手も結婚を見据えてお見合いをしている訳です。
あまりに派手すぎると、結婚生活は大丈夫かという不安に変わってしまうので適した服装を考えてみましょう。
派手な格好が懸念されるという事は、あまりにもブランドブランドした雰囲気も避けた方が無難です。
近年はパンツスタイルも珍しくありませんが、女性の服装という事でスカートが失敗のないお見合いに適した服装と言えるでしょう。
色は原色系よりもパステル調のものが好まれる傾向にあり、いわゆる清楚系スタイルが定番化しています。
春先から秋口にかけては、ワンピースというのも安牌でしょう。
お見合いに適した服装を心がけても、メイクやヘアが台無しにしていては元も子もありません。
アクセサリーも、女性を飾るアイテムとしては優秀ですが、多分に用意してどうなるかは目に見えていますね。
良いなら良い、駄目なら駄目、とハッキリ答えを出されてしまうお見合いの席では、第一印象がモノを言うため服装に少しばかり気を遣ってみましょう。
近ごろはそれほど珍しい事でもありませんが、恋愛と結婚を結び付けるのは実のところ大変です。
お相手を想う気持ちはどちらも近いところにあるようでも、お相手に求める思いは反対を向いているのではないでしょうか。
たとえば、ドラマチックな恋から結婚への流れを考えてみましょう。
勢いがあれば事実自体は作り出せそうですが、それを何十年も継続させられるか疑問が出てきませんか。
結婚相手は堅実な方が良いとは、昨今の経済状況から判断した世論です。
情熱というのは、一時の感情として魅力的なものですが長続きさせる事は難しいでしょう。
常に刺激を求め続ける生活と、安定が肝要の結婚生活は、両立しないのかも知れません。
恋愛結婚からの離婚率が高いというデータは、なにも偶然そうなった結果ではないのです。
もちろん恋愛結婚そのものが否定される事はなく、情熱の先を見据えて考える事ができるかどうかがカギを握っています。
若ければ勢いに任せてみたい気持ちもわかりますが、それほど単純な話ではありません。
お相手の良い所だけを見ていれば良かった恋愛とは異なり、結婚生活では嫌な部分も見る事になるでしょう。
その度に気分を浮き沈みさせるような生活は大変ですし、破綻は目に見えています。
結婚へと向かう情熱と、胸の内からこみ上げてくる情熱は別物と考えておいた方が無難です。
仲人の舘です。
結婚は自分だけに用意されたイベントではなく、周囲の人間にも当然のように訪れます。
目立ちたがりの人も脇役に徹し、人生最良の日となるよう雰囲気を盛り立てましょう。
なくて困るものではないですが、あると嬉しいものがメッセージカードです。
結婚式に持っていったり結婚祝いに添えたり、細やかな心配りは人を幸せな気持ちにしてくれるでしょう。
親しい間柄のお相手に形式張ったメッセージも面白くないので、砕けた表現を使ってみるのも良いですね。
結婚おめでとうに加え、もう一言なにか添えると気持ちがこもって感じられます。
お相手の社会的な地位が上下すれば、それに対応して表現を変えていくのが基本です。
ちょっと小洒落て英文のメッセージというのも良いですが、スペルミスだけは注意しましょう。
さて、決まりという決まりはありませんが、メッセージを書くにあたっていくつかのポイントを抑えておくとスマートです。
まずは、結婚を祝福する気持ちと結婚生活に対する応援や祈願の気持ちを、それぞれ簡潔に添えましょう。
ネガティブな言葉、たとえば離婚を想起させる別れるや割れるといった言葉は使わないようにします。
ついつい使いたくなる句読点は、敢えて用いない事でより洗練されたメッセージカードを作ることが出来るでしょう。
仲人の舘です。
婚活をはじめる時期が人によって異なるのは当然ですが、結婚には適齢期というものが今でも存在します。
早い話が、結婚まで苦労せず進めるかどうかという確率論です。
若ければ結婚が容易いという事ではなく、可能性を少しばかり多く拾えるでしょう。
一様に言える話ではありませんが、女性は20代の頃が最も高確率で結婚へと進めるのではないでしょうか。
男性も婚活をするなら20代が良いのかと思いきや、そう単純な話ではありません。
女性の場合は結婚に対して出産という意味を含んでいるため、20代が良いという結果に繋がります。
技術の進歩により高齢出産も難しくなくなったとはいえ、リスクは低いに越したことがないでしょう。
男性の場合も、若いに越したことはないかも知れませんが結婚に対して収入という意味を含んできます。
やはり20代、それも前半だと社会的に安定しているとは言い難く、将来性も不透明です。
共働きが一般化しているといっても、男性に収入を期待する考えは未だに根強いですので。
しかし、悠長に構えていられるほど婚活は余裕のあるものではなく、40歳を境に難しくなると言われています。
20代後半頃から意識して、ぼんやり計画を立てても良いでしょう。
30代からは仕事が忙しくなって婚活どころではない、という方もいるので油断できません。