
今期の高好評ドラマに東京タラレバ娘があり、このドラマは東村アキコさん原作による漫画が元になっています。
2014年5月から連載されている漫画で、内容は2020年のオリンピックまでに結婚を目指す3人娘の恋の葛藤を描いています。
アラサーになって、一人で東京オリンピックを見るなんて絶対に嫌だと言う3人のタラレバ娘たちが結婚に向けて恋をする姿をコミカルに描写していて実にリアルです。
しかし、意気込んではいても中々お相手を見つけられないのが現実で、ドラマでも苦悩するタラレバ娘が見て取れます。
事あるごとに小雪の店で非現実的な恋愛話で盛り上がるタラレバ娘は、現代のアラサー女子を象徴するもので、そんな中、KEYという謎の美青年が切り込みます。
初対面の倫子達に毒を吐く彼は、このドラマの一服の清涼剤であり、恋愛の仕方がわからない彼女たちに厳しく説教します。
倫子はかつて振った男が出世して心が揺れ、香はバンドマンだった元カレと再開して三角関係となり、小雪は既婚者の男にハマってしまうという実にイタい展開です。
簡単に言うと、イタいアラサー女性のダメな3人組の話を描いた内容なのですが、世間にたくさんいるアラサー未婚女性に一石を投じていて、結婚とは何かを考えさせられます。
ドラマの3人のようにタラレバばかり言って女子会ばかりしていると、行き遅れてしまいます。

仲人の舘です。
最近のドラマの中でも人気だった東京タラレバ娘、視聴率は悪くないのですが、評判の方はイマイチのようですね。
大人気漫画のドラマ化で吉高由里子さん主演ということで、放送前から評判になっていたドラマなのですが、実際にドラマがスタートすると、見ていてつらいという声をよく聞きます。
全体的に東京タラレバ娘に対する評判が悪いのは、3人組のネガティブな内容があまりにも共感出来すぎてつらいからです。
結婚したいのに結婚できないというつらい現実を突きつけられたアラサー女性の声をリアルに再現している東京タラレバ娘は、同じ境遇の人が見るにはつらいドラマになってしまうのです。
しかしネガティブな会話が評判の悪さにつながっているとすれば、ある意味、ドラマとしては成功しているとも言えるかもしれません。
東京タラレバ娘は、アラサー女性にとっては突き刺さる言葉が多いので、ダメージを受けるのですが、結婚を前向きに検討する人にとっては刺激になるはずです。
ドラマはコメディなのでネガティブな内容がより強く強調される傾向にありますが、リアルな悩みだからこそ、現実の結婚に向けて参考にすべきでしょう。
東京タラレバ娘はある意味つらい内容かもしれませんが、このドラマを糧にして、婚活に踏み切るのもいいかもしれませんよ。

仲人の舘です。
すでに最終話を迎えた吉高由里子さんが主演するドラマ、東京タラレバ娘が話題になっていますが、このドラマはタラレバ女子が活躍するドラマでした。
タラレバ女子と言うのは、~してタラとか、~してレバなどの言葉を繰り返す女子のことを指していて、東京タラレバ娘は女性の心に突き刺さるストーリー展開になっています。
東京タラレバ娘は漫画が元になっていて、タラレバ女子の発言する言葉が大きな共感を呼んだことから、やがてこのフレーズだけがクローズアップされるようになります。
結果、この漫画は累計発行部数260万部を突破するわけですが、ドラマはこの同名漫画を実写化しました。
綺麗になっタラいい男が現れる、好きになれレバ結婚できるなど、ドラマでは現代アラサー女子の気持ちを代弁しています。
しかしタラレバ女子の実態は、今は自分磨きをしていない証拠で、本気を出して自分磨きをしたのにモテなかったらどうしようと怖がっている状態にすぎません。
何もしていないのにいい男が言い寄ってくるほど現実は甘くはなく、根拠のない話を根拠のある話に変えるには行動力が必要です。
いい男を見つけに行くために、自ら行動することで第一歩を踏み出し、タラレバ女子からは卒業して結婚に向けて素敵な男性との出会いを見つけましょう。

仲人の舘です。
ドラマが好調のまま最終話を迎えた東京タラレバ娘ですが、原作は少女漫画です。
少女とは名ばかりのアラサーおばさんが主人公で、過去にしがみついてああだったら、こうしていればと詮無い会話を繰り広げています。
さて、せっかくなので漫画1巻のネタバレを少々してみましょう。
後でじっくり読みたい、という勇気のある方は読み飛ばす事をお勧めします。
1巻での注目要素は、まずはタラレバ娘の一人である倫子と早坂のシーンでしょう。
シナリオライターとして独立するもヒット作には恵まれていない、という微妙な立場の倫子は10年前にフッた早坂に呼び出されて舞い上がっています。
10年越しのプロポーズだろうと、そんな期待を胸にしているのですが、彼が選んだのは後輩の女の子でしたという軽いネタバレです。
まあ、ネタバレといっても、ドラマでも既に消化している話です。
タラレバ娘と言っているように3人を中心に話は展開しますが、一応の主人公は倫子という事になるでしょう。
KEYとの絡みも、1巻から既に倫子が中心ですからね。
少女漫画と言われると敬遠する方がいるかもしれませんが、男女を問わず歳を重ねているほどに1巻2巻と読み進めてしまう魅力があります。
若い頃には、あまりピンとこない話も、25歳を超えたあたりから気になるようになって、30歳前後でグサグサ刺さってくるでしょう。

仲人の舘です。
東京タラレバ娘のドラマは1月からの放送ですが、漫画は2014年からの連載なので知名度は高いです。
連載時期の問題ではなく、東京タラレバ娘においてはその内容が話題を集めています。
自立して仕事でそれなりの成果を上げて、といえば聞こえは良いですが、30歳を過ぎた独身女性の心の闇は思った以上に深いようです。
東京タラレバ娘の感想は、人による感じ方の違いはあるでしょうけど、単語だけ並べるとネガティブな気分になるかもしれません。
独身のアラサー女性を狙い撃ちにしたような展開を軸に、と言っても楽しいものではありません。
運命的な出会いは、確かに出会いは運命めいたものですが、謎の青年KEYとの出会いはタラレバ話に花を咲かせる独身アラサー女性に絶望を与えます。
顔は良いのですが手厳しく毒舌で、しかし彼の言葉はいちいち正論で核心を突いてきます。
タラレバと、過去の栄光と未来の妄想を織り交ぜていただけの崖っぷち3人は少しずつ現実を見つめ歩き出すのです。
読んでいて辛いという感想を多く見ますが、それでも読者は増え続け遂にはドラマ化ですので。
ただ、ネガティブな感想が聞こえてくるだけでは、こういう事にはならないでしょう。
確かに読んでいると胃が痛くなるような展開ばかりですが、救いが全くない訳ではありません。
3人にしても、いきなりタラレバがなくなる事はありませんが少しずつ、本当に少しずつですが前を向いていく姿が描かれています。