
仲人の舘です。
近頃は正式に立てない例も多く見られますが、やはり結婚には仲人が付き物です。
仮に頼まれ仲人であっても、二人の門出を祝う大役を担うのですから挨拶はビシッと決めたいですね。
正式な仲人の立場にあれば二人を出会いの段階から知っているため、挨拶に先立って必要な情報は既に把握されているでしょう。
役割で言えば正式な仲人は二人の人生に関わるため責任がとても大きいですが、頼まれ仲人は挨拶の時にかかる重責が大きくなりそうですね。
結婚式での挨拶といっても難しく考える必要はなく、まずはテンプレートを使って考えてみましょう。
もちろんテンプレートをそのまま流用して挨拶にして問題ないのですが、仲人という大役を受けた以上は自分の言葉を使いたいですね。
しかし、一から十まで自分の言葉で挨拶をしようとすると仲人としての立場を忘れてしまうかも知れません。
テンプレートは単に集約された文言ではなく、要所を抑えた型なのです。
まず仲人として、結婚式が無事に済んだ事に対する報告をしなければなりません。
また、ご両家ご両親の紹介と新郎新婦の馴れ初めも欠かせませんね。
一つ一つを紐解いていくと、大まかな部分に違いは出てこないのです。
もちろん仲人が自分の言葉で感想を述べるところもあり、全く同じ挨拶というものは生まれません。
素敵な挨拶をするために、上辺だけでなく新郎新婦からよく話を聞いておく事が肝要です。

仲人の舘です。
世の中には、様々な媒体から縁結びを応援する流れが存在します。
一見すると縁結びとはまるで関係ないような分野から、便乗と言うと下世話ですが気分転換に覗いてみても良いでしょう。
クラシック音楽の巨匠という一面以外にも民族音楽の研究家としての顔を持つバルトークですが、縁結びの歌という何とも気になる曲を作っていました。
古典音楽なので本来歌は付随しませんが、あえて歌詞を加えたものが動画サイトにアップされるなど注目を集めているようです。
本来は歌詞のなかった曲に歌詞を付ける流れは珍しいものではなく、縁結びの歌の以前にはミリオンヒットを記録した例もあります。
さて、あまり縁結びを意識してガツガツ聴くのではなく肩の力を抜くタイミングに使ってみると良いでしょう。
ルーツという訳ではありませんが、日本にも縁結びの歌があります。
山形県の若松寺は奈良時代に開山し、今では縁結び観音として知られています。
若松寺の場合は、縁結びの歌というより観音様を信仰する歌と言えるでしょう。
歌になるほどの信仰を集めていたとなると、大変なご利益が期待できそうですね。
首都圏からは少し遠いですが、祈願祭が毎月催されているので足を運んでみるのも良いでしょう。
縁結びに願いをかけるなら、やはり由緒あるところを選びたいものです。

仲人の舘です。
お見合いが好感触だったからといって油断せず、次への繋がりはしっかり残しておきましょう。
家に帰ってから、お相手も家に着いて少し経ったと思われる頃を見計らって連絡したいものです。
内容は、今日のお見合いに対するお礼と、次の約束についてのやんわりとしたものです。
時間が経ってしまうと、何となく連絡するタイミングがわからなくなってしまい有耶無耶になりがちです。
結婚相談所を通してお見合いをした場合は、その段階ではお互いの連絡先を交換していない場合がほとんどです。
あくまで連絡は結婚相談所を通してという形になっており、守るべき約束なので注意しましょう。
結婚相談所に限らず、そのお見合いに仲介者がいる場合はそちらに連絡をするのが基本です。
お断りの方が気持ち的に言いにくいものですが、お相手に迷惑をかけてしまうため早めに決着を付けましょう。
どちらから連絡をしても問題はありませんが、やはり男性から先に連絡すると体裁が良いですね。
ただし連絡の仕方にはコツがあり、どんな内容でも良い訳ではありません。
次の段階に進むのであれば、相応の内容にする必要があります。
次の約束について、お見合い後すぐの連絡で決める必要はありません。
重要なのは、次に進む意思がある事を表明する事です。
詳しい日程は、まずお相手の意思を聞かない事にはわかりませんので。

仲人の舘です。
婚活を始めてから結婚までこれといった障害もなく順調に、という方はかなり少ないかもしれません。
人と人との関わりですから思い通りにいかない事があるのは当然の事で、それなら悩む前に気持ちを整理しましょう。
思いつめても良い考えがまとまるとは限りませんし、何より健全ではありません。
そんな時は、気分転換も兼ねて地方の縁結びイベントに参加してみるのも良さそうです。
気分転換とは言っても、縁結びイベントと称していますから縁結びから離れる訳ではありません。
地方の自治体や団体が主体となって開催する事が多く、各地で様々な企画が立てられています。
中には男女を集めるだけで後は自由にという、かなりアバウトなイベントもあるようです。
一見すると雑なのですが結婚を意識した異性が集まる場所というのは、そうそう見つかるものではありません。
自由にと言っても地元のお祭りやら、何らかの形で遊ぶ場所は用意されているでしょう。
地方発の小さな縁結びイベントだからと侮る事はできず、これまでに数々の実績を残している企画もあります。
基本的に参加条件の厳しいものはありませんが、中には地方への移住を前提とした大掛かりなイベントもあるようです。
今までとは少し違った視点で婚活を考えてみると、案外ポロッと答えが出てくるかもしれません。

仲人の舘です。
男女ともに、結婚のデッドラインはアラフォーとどこかで耳にした事があるかも知れません。
しかし、これは結婚に対して全ての条件を求めた時の話です。
妥協という訳ではありませんが、折り合いを付ける事でアラフォーの婚活も難しくはありません。
アラフォーに加えバツイチともなると、かなり厳しいように思えるかも知れませんが可能性は十分にあります。
目には目を、というわけではありませんがバツイチ同士だと可能性も大きくなってくるでしょう。
細かい事情は男性と女性とで異なりますが、アラフォーともなると人生設計の半分は済んでいます。
少しずつ老後を意識していく年代なので、同年代だと必ずしも子供は要求されるとは限りません。
年下を狙うとなると、お子さんがいらっしゃる方だと条件が緩くなるでしょうか。
20代と30代、それとアラフォーとでは結婚観が違ってくるのも当然です。
アラフォーに限らず、バツイチというのは婚活においてマイナスに作用するものです。
まずは、マイナス印象を持たれるという事を認識する必要があります。
しかし、卑屈になる必要はなく、一度の結婚という経験を武器にしましょう。
理想と現実の違いを見抜く目は養われていますから、咄嗟の時にも冷静な判断ができるでしょう。
アラフォーにしても人生経験で言えば若者の及ぶべくもない蓄積がありますから、結婚に対する意識を少し変えるだけで道が見えてきます。