仲人の舘です。
4巻の終わりで倫子はKEYの言葉にショックを受け、占いをするところから5巻はスタートするのですが、占いがドンピシャと当たります。
それを知った香と小雪も占いをするのですが、これまた彼女たちも見事に当てられてしまい、タラレバ3人娘に対して占い師は北東の方角へ行くように勧めます。
占い師の指示通りに動いた彼女たちを待っていたのは婚活居酒屋で、喜びいさんですぐに参加するのですが、うまくいきませんでした。
落ち込んだ3人は呑んべえで結局飲み直すのですが、何をしても上手くいかない彼女たちは喧嘩してしまい、3人でつるんでいるようでは恋愛できないと倫子は吐露してしまいます。
この言葉はKEYに言われたものなのですが、これを境に仲は急速に冷めていき、香は自分がセカンドと知りながら益々加速し、小雪は丸井と旅行に行く計画を立ててしまうのです。
タラレバ娘 5巻は、3人が仲間割れするショックな展開ですが、小雪が丸井の妻の体調不良で旅行をドタキャンされ、旅館先に倫子と香を呼ぶことで仲直りします。
おいしい料理とお酒、温泉で仲直りし、それぞれの愚痴をぶちまけることで絆は見事復活するのですが、読み手としてはこれでは結婚できないと同情の余地がありません。
元の鞘に収まったのはいいのですが、結婚への展望に向けては相変わらず進展がないので、みんなもっと頑張れとエールを送るしかないですね。
仲人の舘です。
東京タラレバ娘 7巻は、倫子が早坂さんと大人の恋愛に踏み切るのでなんとなく結婚が見えてきますが、それは夢見る倫子の妄想に過ぎなかったのです。
倫子は早坂さんとディナーするのですが、その場にはKEYがいて、せっかくのデートに釘をさします。
そこでKEYは倫子に、俺のことが好きじゃなかったのかと問い詰め、自分が倫子とセックスしたことを早坂さんに言ってしまいます。
温厚な早坂さんもこれには怒りをあらわにし、倫子を連れてラブホテルへと向かいます。
そして倫子はKEYのことを忘れるかのように、必至に早坂さんを抱きしめるのです。
揺れ動く倫子の心情が読み取れる東京タラレバ娘 7巻ですが、KEYにも人間の感情があったことがわかってなんとなくホッとする感じがします。
しかし逆もまたしかりで、KEYにはずっと孤高の悪魔の立場を貫いて欲しかったという気持ちもあり複雑です。
東京タラレバ娘 7巻で一番印象的なのは、早坂さんと一緒にいることが幸せだと倫子が何度も繰り返すところで、結婚を夢見る女性の想いが何ともせつないです。
早坂さんと結ばれるのが彼女にとって幸せなのかもしれませんが、心に引っかかるKEYの存在がある以上、無意識に妥協を受け入れようと無理しているようにしか見えません。
いずれにせよ、東京タラレバ娘もいよいよ佳境で、クライマックスが楽しみになります。
仲人の舘です。
息子さん、娘さんの結婚へ向けて、親御様向けの勉強会および無料相談会を開催します。
認定のライフデザインカウンセラー(マリッジ)が現代の結婚・婚活事情について説明させていただきます。
「婚活や結婚相談所に関する基本的な知識をまとめた資料」を参加者全員に差し上げます。
教室に入れる人数に限りがありますので、参加希望の方は仲人の舘までご連絡ください。
日 時:平成29年4月22日(土曜日)
午後2時~午後4時ごろ
※5時まではご希望者の個別相談を承ります。
会 場:大田区立大田区民センター第7教室
東京都大田区新蒲田1丁目18-23
参加費:無料
仲人の舘です。
東京タラレバ娘の原作を簡単に言うと、3人の女性が結婚を夢見ながらも、タラレバを繰り返すことで独身生活を余儀なくされます。
高い理想を掲げるだけで着実にバッターボックスに立つことをしないで、ずっと独身のままでいる3人の物語を痛快に描いています。
原作では作者の東村節さんが絶妙に色濃く反映されていて、その厳しいとも言えるメッセージが読み手の独身女性の心に突き刺さり、今ある現実を突き付けられてしまいます。
ただし、ドラマと原作ではかけ離れた部分もあり、原作ファンからは一部で苦言の嵐が吹いているようです。
東京タラレバ娘の原作ファンからよく指摘されているのが、ドラマのキャスティングへの不満で、小雪は3人の中で一番背が高いのに、背の低い大島優子さんを起用しています。
また、小雪は老け顔で大人っぽい外見なのに、可愛らしい顔立ちで童顔の大島優子さんは小雪のイメージからはほど遠く、原作ファンからは受け入れにくいのです。
原作を知らない人は違和感がないかもしれませんが、原作ファンは最初、戸惑ったでしょう。
原作は3人とも33歳なのでアラサーと呼ぶのに崖っぷちの年齢ですが、ドラマでは30歳の設定なのでハラハラできない不満もあります。
原作の33歳とドラマの30歳では結婚に対する心境が全く違い、またキャストの実年齢は3人とも28歳です。
これでは結婚に対する行き遅れ感を表すには無理があるというもので、リアリティが感じられないと突っ込みたくなります。
仲人の舘です。
東京タラレバ娘は、そもそも原作は漫画なので、実写版のテレビドラマについては、色々と物議をかもしていたようです。
一番気になるのは、タラレバ娘の年齢が30歳に若返っていることで、原作をあらかじめ読んでいる読者にとってはショックなことです。
東京タラレバ娘の漫画を読んでいる読者の多くは、結婚を意識している世代で、主人公の倫子をメインとした3人の会話に共感を覚えることで一喜一憂しています。
原作漫画の年齢設定は33歳なのですが、実写版のテレビドラマの設定は30歳になっています。
たかが3歳なのですが、女性にとってはされど3歳で、アラサーにとっては3歳の差はかなり大きいです。
女性の33歳は、高齢出産と言われる35歳まであと2年という差し迫った時期でもあり、結婚をテーマとしたタラレバ娘にとっては大きな問題なのです。
33歳だからこそ、結婚に対する悲壮感や焦りがリアルに表現できるのに、実写を30歳にすると切実感がなくなるというのが本音でしょう。
特に今の時代は晩婚化が進んでいて、30歳は今やスタンダードと言ってよく、未婚の人たちがたくさんいます。
結婚に向けて奔走する姿をリアルに描くなら、実写版の年齢設定も33歳にすべきで、30歳はまずかったかもしれません。
ドラマの設定の方が確かに一般受けはしますが、キャストに合わせて年齢を変えたのが見え見えで、原作の良さが消えてしまいます。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








