はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
日本では少子化が進み、結婚や家族のあり方について社会的な関心が高まっています。
その中で、結婚相談所にはどのような役割が求められているのでしょうか。
少子化という言葉を聞くと、結婚する人を増やすことや、子どもを持つ家庭を増やすことが重要だと考える方もいるでしょう。
しかし、結婚相談所の仲人として申し上げたいのは、結婚相談所の役割を単に成婚者数を増やすことだけで考えるべきではないということです。
結婚は、社会のために義務として行うものではありません。
一人ひとりが自分の人生を考え、納得したうえで選ぶものです。
特に30代、40代の独身女性にとって、結婚は仕事や生活、将来の安心感など、さまざまな要素と関係しています。
そのため、結婚相談所には出会いを提供するだけでなく、結婚に向けた現実的な判断を支援する役割が求められています。
今回は、少子化時代における結婚相談所の役割について、仲人としての経験をもとに解説します。
少子化と結婚の問題は分けて考える必要がある
少子化について考える際、最初に理解しておきたいのは、結婚と出産は同じ問題ではないということです。
日本では結婚と出産が密接に関係していますが、結婚した人が必ず子どもを持つわけではありません。
また、子どもを持つことを希望しない夫婦もいます。
そのため、少子化対策として結婚を考える場合でも、結婚そのものを個人の義務のように扱うべきではありません。
結婚相談所が大切にするべきなのは、結婚を希望する人が、自分に合った相手と出会える環境を整えることです。
例えば、結婚したい気持ちはあるものの、仕事が忙しく出会いの機会が少ない女性がいます。
また、恋愛経験はあっても、結婚を具体的に考えられる男性と出会えない女性もいるでしょう。
こうした人たちが希望する人生を選べるように支援することが、結婚相談所の基本的な役割です。
少子化という社会課題を意識しながらも、個人の意思を尊重する姿勢が欠かせません。
自然な出会いだけに頼れない時代になっている
結婚相談所の必要性を考えるうえで、現代の出会いの環境にも目を向ける必要があります。
以前は、職場や知人の紹介、地域のつながりなどを通じて結婚相手と出会う機会がありました。
現在も、こうした出会いがなくなったわけではありません。
しかし、働き方や生活環境の変化によって、日常生活の中で新しい異性と知り合う機会が限られている人もいます。
特に30代、40代になると、職場の人間関係が固定され、友人からの紹介も少なくなる場合があります。
また、周囲に独身の異性がいても、結婚を希望しているかどうかまでは分かりません。
こうした状況では、自然な出会いを待ち続けるだけでは、結婚につながる機会が増えにくいことがあります。
結婚相談所は、結婚を希望する人同士が出会うための仕組みを提供しています。
偶然に頼らず、目的を持って出会いを探せることは、現代の婚活における大きな価値です。
結婚を希望する人同士をつなぐことが重要
恋愛と結婚では、相手に求めるものが異なる場合があります。
恋愛では、一緒にいて楽しいことや、強く惹かれることを重視する人もいるでしょう。
しかし、結婚を考える場合には、将来の生活や家族観、働き方などについても確認する必要があります。
例えば、女性は数年以内に結婚したいと考えているのに、男性は結婚をまったく考えていない場合があります。
このような関係では、恋愛感情があっても将来の方向性が一致しません。
結婚相談所では、結婚を希望する意思を持った人同士が出会うことを基本としています。
もちろん、結婚への希望があるからといって、すぐに相性の良い相手が見つかるわけではありません。
それでも、結婚に対する基本的な方向性を確認しやすいことには意味があります。
少子化時代において、結婚を望む人が将来につながる出会いを得られる環境を整えることは、結婚相談所の重要な役割の一つです。
条件だけでは分からない相性を見極める
結婚相談所では、年齢や職業、年収、学歴などの条件を確認しながら相手を探すことができます。
こうした情報は、結婚後の生活を考えるうえで参考になります。
しかし、条件が合っていることと、相性が良いことは別です。
例えば、希望する年収を満たしている男性でも、女性の仕事に対する考え方を尊重してくれない場合があります。
反対に、最初の希望条件とは少し違っていても、会話が自然にでき、生活に対する価値観が近い男性もいるでしょう。
結婚相談所の仲人には、条件だけでは見えない部分を確認する役割があります。
- お見合いでどのような会話ができたのか
- 交際中にどのような違いが見えてきたのか
- 意見が合わないときに話し合えるのか
こうした点を整理することで、女性が結婚相手としての相性を判断しやすくなります。
結婚相談所は、条件に合う人を紹介するだけの場所ではありません。
結婚後の生活まで考えた相手選びを支援する場所でもあるのです。
30代、40代女性の婚活には現実的な支援が必要
30代、40代の女性が婚活を始める際には、さまざまな事情があります。
仕事で責任ある立場に就いている女性もいれば、家族の事情によって生活に制約がある女性もいます。
また、これまでの恋愛経験から、男性選びに慎重になっている女性もいるでしょう。
こうした状況を考えずに、単に多くの男性と会うことだけをすすめても、良い結果につながるとは限りません。
重要なのは、一人ひとりの生活や希望に合わせて婚活を進めることです。
例えば、仕事が忙しい女性であれば、お見合いの予定を無理なく組む必要があります。
また、結婚後も仕事を続けたい女性であれば、共働きに対する考え方を早い段階で確認したほうがよいでしょう。
結婚相談所には、こうした現実的な事情を踏まえながら、活動方法を一緒に考える役割があります。
少子化時代だからこそ、結婚を急がせるのではなく、納得できる結婚に向けた支援が重要になります。
婚活の長期化を防ぐための判断支援
婚活では、出会いの数が多ければ必ず結婚できるわけではありません。
多くの男性と会っていても、相手を決められず、活動が長期化する女性もいます。その理由の一つに、結婚相手を選ぶ基準が整理できていないことがあります。
例えば、年収や身長、職業などの条件を重視しているものの、実際に会うと何かが違うと感じる。
しかし、何が合わないのかを具体的に説明できない。
このような状態では、次の出会いでも同じことが繰り返される可能性があります。
仲人の役割は、女性の希望を一方的に変えることではありません。
何を大切にしたいのかを整理し、結婚生活に必要な条件を明確にすることです。
また、交際中に迷いが生じた場合には、感情と現実を分けて考える支援も必要です。
婚活を効率的に進めるとは、早く相手を決めることではありません。
判断に必要な情報を整理し、納得できる選択をしやすくすることです。
結婚への不安を具体的な課題に変える
結婚を希望していても、将来への不安から一歩を踏み出せない女性がいます。
- 結婚後も仕事を続けられるだろうか
- 家事や育児の負担が自分に偏らないだろうか
- 経済的に安定した生活ができるだろうか
こうした不安は、結婚を考えるうえで自然なものです。
しかし、不安を漠然と抱えたままでは、どのような男性を選べばよいのか分からなくなることがあります。
そこで必要なのが、不安を具体的な確認事項に変えることです。
例えば
- 共働きを希望するなら、男性の家事分担に対する考え方を確認する
- 住む場所が重要なら、転勤や転居の可能性について話し合う
- 子どもを希望する場合には、お互いの意思や生活設計を確認する
このように具体的な話ができれば、結婚への不安を現実的に整理しやすくなります。
結婚相談所には、女性が将来の生活を考えながら相手を選べるように支援する役割があります。
成婚だけを目標にしない相談所が求められる
結婚相談所では、成婚率や成婚者数が実績として紹介されることがあります。
もちろん、成婚実績は相談所を比較するための重要な情報です。
しかし、数字だけを追い求めることが、必ずしも会員の幸せにつながるとは限りません。
例えば、交際中に大きな不安を抱えている女性がいたとします。
それでも成婚を優先するために、十分な確認をしないまま結婚をすすめるのであれば、適切な支援とは言えないでしょう。
大切なのは、本人が納得して結婚を決断できることです。
そのためには、交際中の問題を見逃さず、必要に応じて慎重な判断をすすめる姿勢も必要になります。
結婚相談所の価値は、何人を成婚させたかという数字だけでは測れません。
会員が自分に合った相手を選び、安心して将来を考えられるように支援できるかどうかが重要です。
少子化時代に求められるのは、結婚を増やすことだけを目的とする相談所ではなく、一人ひとりの人生に向き合う相談所です。
結婚後の生活を見据えた支援も必要
結婚相談所の活動は、成婚という節目を目指して進められます。
しかし、結婚生活は成婚の後に始まります。
そのため、交際中から結婚後の生活を具体的に考えることが大切です。
例えば
- 家計の管理方法
- 家事の分担仕事を続けるかどうか
- 親族との付き合い方
こうした問題について、結婚前にすべての答えを出す必要はありません。
ただし、お互いの考え方を知り、話し合える関係を築いておくことには意味があります。
結婚相談所の仲人は、結婚を決めるための支援だけでなく、結婚後に起こり得る課題について考えるきっかけも提供できます。
特に30代、40代の女性は、すでに自分の生活スタイルが確立している場合があります。
そのため、結婚によって何を変えられるのか、何を大切にしたいのかを整理することが重要です。
結婚後の現実を見据えた相手選びこそ、長く続く関係を築くための基礎になります。
結婚を希望しない選択も尊重する
少子化時代における結婚相談所の役割を考える際には、結婚しないという選択についても理解する必要があります。
すべての人が結婚を希望しているわけではありません。
仕事や趣味を中心に生活したい人もいれば、一人で暮らすことに満足している人もいます。
また、結婚は希望していても、子どもを持つことは考えていない人もいるでしょう。
こうした価値観は、本人の意思として尊重されるべきです。
結婚相談所が支援するのは、結婚を希望する人です。
社会全体の少子化を理由に、結婚や出産を個人に求めることではありません。
むしろ、結婚したい人が結婚できるようにすることと、結婚しない人の選択を尊重することは、両立する考え方です。
結婚相談所が信頼されるためには、会員の希望を理解し、本人が望む人生を選べるように支援する姿勢が必要になります。
これからの結婚相談所に必要な専門性
今後の結婚相談所には、単に男性と女性を紹介するだけではない専門性が求められるでしょう。
マッチングアプリや婚活イベントなど、出会いの手段は多様化しています。
その中で結婚相談所を利用する価値は、紹介以外の部分にもあります。
例えば
- 結婚相手を選ぶ基準を整理できること
- 交際中の悩みを相談できること
- 相手との関係を客観的に振り返れること
- 結婚に向けた現実的な課題を確認できること
こうした支援には、男女の交際に関する経験と、個別の事情を理解する姿勢が必要になります。
また、相談所の方針や料金、サポート内容について、分かりやすく説明することも重要です。
会員が納得して活動できる環境を整えることが、結婚相談所への信頼につながります。
少子化時代だからこそ、結婚相談所には出会いの数だけでなく、支援の質が問われているのです。
まとめ
少子化時代に求められる結婚相談所の役割は、単に結婚する人を増やすことだけではありません。
結婚を希望する人が、自分に合った相手と出会い、納得できる結婚を選べるように支援することです。
現代では、仕事や生活環境の変化によって、自然な出会いの機会が限られている人もいます。
そのような状況で、結婚を希望する人同士が出会える仕組みを提供することには大きな意味があります。
しかし、出会いを提供するだけでは十分ではありません。
- 条件だけでは分からない相性を見極めること
- 婚活中の迷いや不安を整理すること
- 交際中の問題に向き合うこと
- 結婚後の生活を具体的に考えること
こうした支援があってこそ、結婚相談所の価値が生まれます。
特に30代、40代の女性にとって、結婚は仕事や生活、将来の希望と深く関係する選択です。
そのため、結婚相談所には、一人ひとりの事情を理解し、無理のない婚活を支援する姿勢が求められます。
また、少子化という社会課題があるからといって、結婚や出産を個人の義務として考えるべきではありません。
結婚するかどうか、子どもを持つかどうかは、本人が決めることです。
結婚相談所が目指すべきなのは、社会の数字を改善するために会員を急がせることではありません。
結婚を希望する人が、自分の意思で将来を選べる環境を整えることです。
そして、そのためには仲人の経験や判断力、交際中の支援が重要になります。
これからの結婚相談所に必要なのは、成婚実績の数字だけを競うことではなく、会員が納得できる結婚へ進むための専門的な支援を充実させることです。
少子化時代においても、結婚の中心にあるのは一人ひとりの人生です。
その人生に誠実に向き合い、希望する未来を実現するための選択を支えることこそ、結婚相談所が果たすべき本来の役割なのです。
はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談所の仲人として男女の交際を見ていると、「マッチングアプリで彼氏ができたのに、付き合い始めてから関係がうまくいかなくなりました」という相談を受けることがあります。
マッチングアプリでは、出会いから交際までが比較的短期間で進む場合があります。
メッセージを重ね、何度かデートをして、お互いに好意を感じたところで交際が始まる。
一見すると順調ですが、実は交際開始時点では相手について十分に理解できていないことも少なくありません。
特に30代、40代の女性の場合、恋愛を楽しみたい気持ちと、将来の結婚につながる関係を築きたい気持ちが重なることがあります。
そのため、交際が始まった安心感から急に距離を縮めすぎたり、反対に慎重になりすぎて関係が深まらなかったりすることがあります。
大切なのは、付き合い始めたという事実だけで親密さを判断しないことです。
交際後の距離の縮め方には、適切な順序があります。
今回は、マッチングアプリで交際が始まった後、男性との関係を無理なく深めるための具体的な方法を解説します。
交際成立と信頼関係の完成は別
マッチングアプリで男性から告白され、交際が始まると、女性は安心するものです。
しかし、交際が成立したからといって、お互いを十分に理解できているとは限りません。
アプリで出会った男女は、共通の友人や職場などを通じて相手の日常を知る機会が少ない場合があります。
そのため、交際前に見えていた姿が、相手の一部分であることも珍しくありません。
例えば、デート中は穏やかな男性でも、仕事で疲れているときにどのような対応をするのかは、まだ分からないでしょう。
また、予定が合わないときや意見が違ったときの接し方も、交際を続ける中で見えてきます。
つまり、交際開始は信頼関係の完成ではなく、信頼関係を築き始める段階です。
「彼氏になったのだから、何でも分かり合えるはず」と期待しすぎないことが、交際後の失敗を防ぐ第一歩になります。
最初から毎日会おうとしない
付き合い始めは、できるだけ多くの時間を一緒に過ごしたくなるものです。
特に、交際前から強く惹かれていた男性であれば、会う回数を増やしたいと感じるでしょう。
しかし、交際直後から急に会う頻度を増やすことが、必ずしも良い結果につながるとは限りません。
例えば、交際前は週に一度会っていたのに、付き合い始めた途端、平日も休日も会うようになる。
最初は楽しくても、仕事や家事、自分の時間との両立が難しくなる場合があります。
大切なのは、二人が無理なく続けられる頻度を見つけることです。
毎週会いたい女性もいれば、仕事の状況によっては二週間に一度が適切な場合もあります。
重要なのは、会う回数の多さではありません。
会う時間をお互いに大切にできているかどうかです。
最初から無理をして頻度を増やすより、継続できる関係をつくることを優先してください。
LINEの頻度は交際初期に調整する
マッチングアプリで交際後に起こりやすい問題の一つが、連絡頻度の違いです。
交際前は毎日のようにメッセージを交換していたのに、付き合い始めると男性からの連絡が減ることがあります。
女性は「気持ちが冷めたのではないか」と不安になるかもしれません。
しかし、交際前の連絡は、お互いを知るためのやり取りという側面もあります。
交際が始まると、連絡の仕方が変わる男性もいます。
そのため、返信が減ったという理由だけで愛情がなくなったと判断するのは早すぎます。
一方で、女性が不安を我慢し続ける必要もありません。
例えば、「毎日長く話さなくてもいいけれど、寝る前に少し連絡できるとうれしい」と伝えてみる方法があります。
男性にも仕事や生活の都合があるため、一方的に頻度を決めないことが重要です。
お互いが負担なく続けられる連絡方法を話し合うことが、安定した交際につながります。
自分の生活を急に彼中心へ変えない
交際が始まると、彼の予定を優先しすぎてしまう女性がいます。
- 友人との約束を減らす
- 趣味の時間を削る
- 仕事が忙しくても、彼から誘われれば無理をして会いに行く
こうした行動は、最初は愛情表現のように感じられるかもしれません。
しかし、長く続けると女性自身の負担が大きくなることがあります。
また、男性にとっても、常に自分を優先されることが心地よいとは限りません。
大切なのは、交際前から大切にしていた生活を維持することです。
仕事や友人関係、趣味など、自分の時間を持ちながら恋愛を楽しむ。
そのうえで、二人の時間を少しずつ増やしていくことが理想です。
交際後の距離の縮め方では、近づくことだけでなく、適切な距離を保つことも重要になります。
小さな約束を守れるか確認する
交際後に信頼関係を深めるためには、特別な愛情表現よりも日常の行動が重要です。
例えば
- デートの時間を守る
- 予定が変わったときには早めに連絡する
- 相手が話した大切なことを覚えている
こうした小さな行動の積み重ねが、安心感につながります。
反対に、好きだという言葉は多くても、約束を何度も破る男性には注意が必要です。
もちろん、仕事や家庭の事情によって予定を変更しなければならないこともあります。
重要なのは、変更そのものではなく、その後の対応です。
- 謝罪や説明があるか
- 別の日程を提案するか
- 同じことが繰り返されていないか
こうした点を確認することで、相手が関係を大切にしているかを判断しやすくなります。
信頼関係は、交際期間の長さだけで生まれるものではありません。
日々の行動によって少しずつ築かれるものです。
自分の考えを少しずつ伝える
交際初期には、男性に嫌われたくないという気持ちから、自分の意見を控えてしまう女性がいます。
例えば
- 行きたい場所を聞かれても「どこでもいい」と答える
- 本当は疲れているのに、彼に誘われると無理をして出かける
- 食事の好みが違っても、毎回男性に合わせる
しかし、こうした対応を続けていると、男性は女性の本当の希望を理解できません。
交際後に距離を縮めるためには、自分の考えを少しずつ伝えることが必要です。
- 今日はゆっくり食事をしたい
- 次はこの場所に行ってみたい
- 平日は仕事が忙しいので、週末に会えるとうれしい
こうした小さな希望を伝えることから始めてください。
相手の希望を聞くことも同じくらい大切です。
お互いの考えを知り、調整する経験を重ねることで、関係は自然に深まっていきます。
違いが見えたときこそ話し合う
交際が始まってしばらくすると、相手との違いが見えてきます。
- 金銭感覚が違う
- 休日の過ごし方が違う
- 連絡頻度の希望が違う
こうした違いを見つけると、女性は「相性が悪いのかもしれない」と考えることがあります。
しかし、価値観が完全に一致する男女はほとんどいません。
重要なのは、違いがあることではなく、その違いをどう扱うかです。
例えば、男性は休日に外出したいけれど、女性は自宅で休む時間も必要だとします。
その場合、毎週外出するのではなく、外出する週とゆっくり過ごす週をつくる方法もあるでしょう。
こうした調整ができるなら、違いがあっても交際を続けられる可能性があります。
反対に、女性の希望を伝えるたびに男性が不機嫌になったり、話し合いを拒否したりする場合は慎重に考える必要があります。
距離を縮めることは、違いをなくすことではありません。
違いがあっても関係を築けるか確認することです。
過去の恋愛を詳しく聞きすぎない
マッチングアプリで出会った男性の場合、共通の知人がいないことも多く、過去の恋愛が気になる女性もいるでしょう。
- 以前はどのような女性と付き合っていたのか
- なぜ別れたのか
- どのくらい交際が続いたのか
こうした情報から、男性の恋愛傾向を知りたいと考えるのは自然です。
しかし、交際初期から過去の恋愛について詳しく質問しすぎることはおすすめしません。
相手が話したくない内容もあるからです。
また、過去の交際相手と自分を比較してしまい、不必要な不安を抱える場合もあります。
大切なのは、過去に誰と付き合っていたかより、現在どのような関係を築こうとしているかです。
もちろん、結婚歴や子どもの有無など、将来の判断に関わる重要な事実は適切な段階で確認する必要があります。
ただし、相手の過去をすべて知ることが、信頼関係を深める条件ではありません。
現在の行動を見ながら、少しずつ理解を深めてください。
身体的な距離はお互いの意思を優先する
交際後の距離の縮め方では、身体的な関係についても考える必要があります。
付き合い始めたからといって、すぐに身体的な距離を縮めなければならないわけではありません。
親密になる速度は人によって異なります。
大切なのは、お互いが納得していることです。
例えば、男性が早い段階で身体的な関係を求めてきた場合、女性がまだ不安を感じているのであれば、その気持ちを伝えて構いません。
相手に嫌われたくないという理由で、無理に応じる必要はありません。
また、男性が女性の希望を尊重してくれるかどうかも重要な判断材料になります。
- 断ったときに不機嫌になる
- 交際していることを理由に応じるよう求める
こうした態度が見られる場合は、関係を慎重に考える必要があります。
身体的な親密さは、信頼関係を確認するための義務ではありません。
お互いの意思を尊重できることが、安心できる交際の基本です。
結婚の話は焦らず、先延ばしにもしない
30代、40代の女性がマッチングアプリで交際を始めた場合、結婚を意識していることも多いでしょう。
そのため、交際後に結婚の話をいつ切り出すべきか悩む女性がいます。
ここで重要なのは、結婚の話を急ぎすぎないことと、必要以上に先延ばしにしないことです。
交際が始まったばかりの段階で、具体的な結婚時期や生活設計をすべて決めようとすると、相手が負担を感じる場合があります。
一方、結婚を希望しているにもかかわらず、何年も相手の意思を確認しないことにも問題があります。
おすすめしたいのは、交際初期に結婚に対する基本的な考え方を確認し、関係が深まる中で具体的な話を進める方法です。
例えば、「私は将来的に結婚を考えられる関係を築きたいと思っています」と伝えることは、不自然ではありません。
そのうえで、男性がどのような将来を考えているのかを聞いてみてください。
結婚観の違いを早い段階で理解することは、お互いの時間を大切にすることにもつながります。
アプリでの活動状況は曖昧にしない
マッチングアプリで交際が始まった後に、トラブルになりやすいのがアプリの利用継続についてです。
女性は交際が始まった時点でアプリを退会するものだと考えている。
一方、男性はアプリを残したままにしている。
こうした認識の違いが、不信感につながることがあります。
ただし、アプリが残っているという事実だけで、男性が浮気をしていると決めつけるべきではありません。
退会手続きを忘れている場合もあります。
重要なのは、交際の認識を二人で確認することです。
「付き合うことになったので、お互いにアプリの利用は終えるという認識でいいですか」と聞いてみるとよいでしょう。
その際、男性の説明や対応も確認してください。
真剣な交際を考えているのであれば、相手の不安を理解し、話し合おうとする姿勢が期待できます。
交際後の信頼関係は、曖昧なまま我慢することでは築けません。
必要なことは言葉にして確認することが大切です。
距離を縮める速度は二人で決める
交際後に失敗しないためには、距離を縮める速度を一方だけで決めないことが重要です。
女性が早く親密になりたいと思っていても、男性はゆっくり関係を深めたい場合があります。
反対に、男性が積極的でも、女性が慎重に進めたい場合もあるでしょう。
どちらかの速度が正しいということではありません。
大切なのは、お互いが無理なく進められることです。
例えば、男性から頻繁に会いたいと言われても、仕事や生活に支障が出るのであれば、会う頻度を調整して構いません。
また、女性がもっと連絡を取りたいと感じているなら、その希望を伝えることも必要です。
交際後の距離の縮め方に、すべてのカップルに当てはまる正解はありません。
二人の生活や考え方に合わせて、適切な距離を見つけていくことが重要になります。
まとめ
マッチングアプリで交際が始まった後、男性との距離を縮めるためには、焦らず信頼関係を築くことが大切です。
交際が成立したからといって、お互いを十分に理解できているとは限りません。
特にマッチングアプリでは、共通の知人がいない場合も多く、交際後に初めて分かることがあります。
そのため、付き合い始めた安心感から急に距離を縮めすぎないことが重要です。
会う頻度やLINEの回数は、二人が無理なく続けられる形を探してください。
また、彼に好かれたいという理由で、自分の生活や希望を後回しにする必要はありません。
自分の考えを少しずつ伝え、相手の希望も聞きながら調整することが、安定した関係につながります。
さらに、交際後は小さな約束を守れるか、意見が違ったときに話し合えるか、身体的な距離についてお互いの意思を尊重できるかといった点も確認したいところです。
30代、40代の女性で結婚を希望している場合は、将来の方向性についても適切な段階で話し合う必要があります。
結婚を急いで決める必要はありませんが、相手の意思を確認しないまま時間を重ねることも避けたいものです。
交際後に距離を縮めるとは、単に会う回数を増やしたり、連絡を頻繁に取ったりすることではありません。
お互いの考え方や生活を理解し、安心して付き合える関係をつくることです。
マッチングアプリで出会った男性との交際を長続きさせたいのであれば、付き合い始めた直後ほど、関係を急いで完成させようとしないでください。
一つひとつの約束を守り、小さな違いを話し合い、無理のない距離を見つけていくことです。
その積み重ねが、恋愛関係を深め、将来を考えられる信頼関係へとつながっていきます。
はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
婚活パーティーに参加する女性から、「短い会話だけで相性の良い男性を見極めることはできますか」という質問をいただくことがあります。
婚活パーティーでは、一人の男性と話せる時間が限られています。
そのため、年齢や職業、年収、趣味など、プロフィールに書かれている情報を確認するだけで終わってしまう女性も少なくありません。
もちろん、結婚相手を探すうえで条件の確認は大切です。
しかし、条件が合っていることと、実際に一緒に生活して相性が良いことは別の問題です。
結婚相談所の仲人として多くの男女を見てきた経験から申し上げると、相性を見極めるためには、男性が何を話すかだけでなく、どのように会話を進めるかを見ることが重要です。
短い時間でも、相手の考え方や人との接し方が表れる場面はあります。
今回は、30代、40代の女性が婚活パーティーで男性との相性を判断するために、具体的にどのような点を観察すればよいのかを解説します。
婚活パーティーでは「好きになれるか」を急いで判断しない
婚活パーティーで最初に意識していただきたいのは、短時間で恋愛感情の有無を決めようとしないことです。
初対面の男性と数分間話しただけで、結婚相手としての相性まで正確に判断するのは難しいものです。
特に、会話が得意な男性は第一印象が良くなりやすく、反対に緊張している男性は本来の魅力が伝わりにくいことがあります。
しかし、話が上手な男性が必ずしも結婚生活に向いているわけではありません。
また、最初は口数が少ない男性でも、交際が進むにつれて誠実さや思いやりが見えてくる場合があります。
婚活パーティーで目指すべきなのは、その場で結婚相手を決定することではありません。
「もう一度会って、相手を知りたいと思えるか」を判断することです。
この視点を持つだけでも、男性を見る目は変わってきます。
自分の話ばかりせず、こちらにも関心を向けるか
男性との相性を見極めるうえで、最初に観察したいのが会話のバランスです。
例えば、男性が自分の仕事や趣味について熱心に話してくれたとします。
話の内容が面白ければ、女性も楽しい時間を過ごせるでしょう。
しかし、その男性が一度もこちらに質問をせず、自分の話だけで時間を使っていた場合はどうでしょうか。
単に緊張していた可能性もありますが、相手への関心の向け方を確認する材料にはなります。
反対に、こちらの話を聞いたうえで質問を返してくれる男性は、会話を二人でつくろうとしていると考えられます。
結婚生活では、日々の出来事や悩みについて話し合う場面が数多くあります。
一方的に話す関係より、お互いの話を聞ける関係のほうが、生活上の問題にも向き合いやすいでしょう。
会話が盛り上がったかどうかだけでなく、自分も自然に話せたかを振り返ってください。
意見が違ったときの反応を見る
婚活パーティーでは、共通点を探すことに意識が向きがちです。
- 同じ趣味がある
- 好きな食べ物が似ている
- 休日の過ごし方が近い
こうした共通点は会話のきっかけとして有効です。
しかし、結婚相手との相性を考えるなら、共通点以上に大切なのが意見の違いへの対応です。
例えば、男性が旅行好きで、女性は自宅で過ごす時間を大切にしているとします。
そのとき男性が「そういう過ごし方もいいですね」と受け止めるのか、それとも「家にいるなんてもったいない」と否定するのか。
この違いには注目する価値があります。
結婚生活では、すべての価値観が一致することはありません。
大切なのは、違う考え方を持っていても、お互いを尊重できることです。
婚活パーティーで無理に相手に合わせる必要はありません。
小さな意見の違いが生じたときこそ、相手の接し方を観察できる機会になります。
店員やスタッフへの態度も確認する
男性が自分に優しく接してくれると、好印象を持つのは自然なことです。
ただし、婚活では自分に対する態度だけでなく、周囲の人への接し方も見ておきたいところです。
例えば、受付スタッフへの挨拶や、飲み物を受け取る際のお礼などです。
こうした場面では、特別な会話をしなくても、日常的な礼儀や配慮が表れることがあります。
もちろん、一度の対応だけで人柄を断定するべきではありません。
緊張していて挨拶が小さくなる男性もいるでしょう。
しかし、自分には丁寧なのにスタッフには横柄な態度を取るなど、明らかな違いがある場合は注意が必要です。
結婚後は、家族や友人、職場の人など、さまざまな人との関わりが生まれます。
相手によって態度を大きく変えないことは、長く付き合ううえで重要な要素です。
話す速度と会話の間が合うか
相性を考える際に見落とされやすいのが、会話の速度です。
話す速度が速い男性と、ゆっくり考えてから話したい女性では、最初は会話のリズムが合わないことがあります。
ただし、速度が違うこと自体が問題なのではありません。
相手がこちらのペースを考慮してくれるかが重要です。
例えば、女性が答えを考えている途中で次々に質問を重ねる男性もいれば、返事を待ってくれる男性もいます。
反対に、男性がゆっくり話す場合、女性自身がその間を心地よく感じられるかも大切です。
結婚生活では、毎日のように会話を重ねます。
そのため、特別に面白い話をしてくれることより、無理なく会話できることが大きな価値になります。
婚活パーティーが終わった後、「何を話したか」だけでなく、「話していて疲れなかったか」も思い出してみてください。
質問の内容から結婚への関心を考える
婚活パーティーでは、男性からの質問にも注目してみましょう。
仕事や趣味について質問することは自然ですが、結婚を意識している男性は、生活に関する話題にも関心を示す場合があります。
例えば、休日の過ごし方や仕事と家庭の両立についての考え方などです。
ただし、結婚について質問してこなかったからといって、結婚願望がないとは限りません。
短時間の会話では、重い話題を避けようとする男性もいます。
大切なのは、質問の数ではなく、会話の内容が相互理解につながっているかどうかです。
また、女性から結婚観について軽く尋ねることも問題ありません。
「将来はどんな暮らし方が理想ですか」といった質問なら、自然な流れで相手の考えを知ることができます。
30代、40代の婚活では、恋愛感情だけでなく、生活の方向性が合うかも確認しておきたいところです。
自分の希望を伝えたときの受け止め方を見る
相性の良い男性を探すとき、女性自身が遠慮しすぎないことも重要です。
相手に気に入られたいあまり、すべての意見に同意してしまう女性がいます。
しかし、それでは本当の相性を判断できません。
例えば、男性から「休日は毎週出かけたいですか」と聞かれたとします。
本当は自宅で休む時間も必要なのに、相手に合わせて「私も毎週出かけたいです」と答えてしまう。
これでは、男性は女性の本来の生活スタイルを知ることができません。
婚活パーティーは、男性に選ばれるためだけの場所ではありません。
自分も相手を知り、相性を確かめる場所です。
そのため、無理のない範囲で自分の考えを伝えてください。
それを自然に受け止めてくれる男性であれば、今後も率直な会話ができる可能性があります。
条件の良さと居心地の良さを分けて考える
婚活パーティーでは、年収や職業、学歴などの条件に目が向くことがあります。
結婚後の生活を考えるうえで、経済的な安定や働き方を確認することは大切です。
しかし、条件が良い男性だからといって、必ずしも自分に合うとは限りません。
例えば、希望する年収を満たしていても、会話の中でこちらの意見を軽く扱う男性がいたとします。
反対に、条件は理想と少し違っていても、自然に話せて、生活に対する考え方が近い男性もいるでしょう。
どちらが結婚相手として適しているかは、条件だけでは決められません。
仲人としてお伝えしたいのは、条件と相性を別々に評価することです。
- 条件が合っているから相性も良いはずだと考えない
- 居心地が良いから経済的な問題も何とかなるはずだと考えない
両方を確認する姿勢が、結婚相手選びでは重要になります。
短時間でも「違和感」を軽視しない
婚活パーティーでは、第一印象を大切にしながらも、違和感を見逃さないことが必要です。
例えば
- こちらが話している途中で何度も遮られる
- 質問に答えても、すぐに否定される
- 初対面なのに必要以上に私生活へ踏み込まれる
こうした出来事があれば、なぜ気になったのかを考えてみてください。
ただし、違和感があったからといって、すぐに相手を悪い人だと決めつける必要はありません。
緊張や会話の不慣れが原因の場合もあります。
重要なのは、自分が何に不快感を覚えたのかを具体的に整理することです。
一方で、侮辱的な発言や強引な接触など、明確に不適切な行動があった場合は、相性を確かめるために我慢する必要はありません。
婚活では、相手を理解しようとすることと、自分の境界線を守ることの両方が大切です。
自分だけが会話を頑張っていないか
婚活パーティーで男性との会話を盛り上げようと、積極的に質問を重ねる女性もいます。
その姿勢自体は良いことです。
しかし、会話を続けるために自分だけが努力している場合は、一度立ち止まって考えてみてください。
- 男性が短い返事しかしない
- こちらから質問しなければ会話が止まる
- 自分の話には反応してもらえない
こうした状況では、女性だけが関係を進めようとしている可能性があります。
もちろん、男性が緊張しているだけの場合もあります。
一度の会話だけで関心の有無を決めることはできません。
それでも、今後の交際を考えるなら、相手にも関係をつくろうとする姿勢があるかは確認したいところです。
恋愛も結婚も、一人の努力だけで成立するものではありません。
会話の中に小さな相互性があるかを見てください。
マッチング後の行動も相性判断に含める
婚活パーティーで相性が良さそうだと感じても、それだけで判断を終える必要はありません。
むしろ、マッチング後のやり取りで分かることも多くあります。
例えば、連絡の頻度や返信の仕方です。
- 返信が早いことだけが誠実さの証明ではありません
- 仕事が忙しく、すぐに返事ができない男性もいます
重要なのは、約束したことを守るか、会う予定を具体的に進めるか、こちらの都合にも配慮するかという点です。
また、デートの予定を決めるときに、男性が自分の希望だけを押し通していないかも確認してください。
婚活パーティーでの印象が良くても、その後の行動が一貫していなければ、慎重に判断する必要があります。
反対に、最初は緊張していた男性でも、その後のやり取りが丁寧であれば、改めて会ってみる価値があります。
相性は一度の会話ではなく、複数の場面を通して判断するものです。
パーティー終了後は三つの視点で振り返る
婚活パーティーが終わったら、印象に残った男性について簡単に振り返ることをおすすめします。
その際は、次の三つの視点を意識すると整理しやすくなります。
一つ目は、条件が自分の希望と大きくずれていないかです。
結婚に対する考え方や生活環境など、将来に関わる条件を確認します。
二つ目は、会話の相性です。
自分も自然に話せたか、相手が話を聞いてくれたか、意見の違いを受け止められたかを振り返ります。
三つ目は、もう一度会ってみたいと思えるかです。
強い恋愛感情がなくても構いません。
「もう少し話してみたい」という気持ちがあれば、次の出会いにつなげる理由になります。
反対に、条件が良くても、会話の中で強い負担を感じたのであれば、その感覚を無視する必要はありません。
この三つを分けて考えることで、婚活パーティーでの男性選びが感覚だけに偏りにくくなります。
まとめ
婚活パーティーで相性を見極めるためには、男性のプロフィールや第一印象だけで判断しないことが重要です。
年収や職業、外見などの条件は、結婚相手を選ぶための材料の一つです。
しかし、長く一緒に生活できる相手かどうかを考えるなら、会話の中に表れる人との接し方にも目を向ける必要があります。
- こちらの話を聞いてくれるか
- 意見が違っても尊重してくれるか
- 周囲の人にも丁寧に接しているか
- 会話の速度や間が心地よいか
- 自分だけが無理をしていないか
こうした小さな観察の積み重ねが、男性との相性を判断する材料になります。
ただし、婚活パーティーの短い時間だけで、相手の人柄をすべて理解することはできません。
一つの行動から結論を急ぐのではなく、複数の場面を通して判断することが大切です。
特に30代、40代の女性には、「条件が良いから選ぶ」「第一印象が良いから決める」という判断だけでなく、「この人となら無理なく関係を築けそうか」という視点を持っていただきたいと思います。
婚活パーティーの目的は、その場で完璧な結婚相手を見つけることではありません。
将来につながる可能性のある男性と出会い、次の段階へ進む相手を見極めることです。
相手に選ばれることばかりを意識せず、自分も相手を選ぶ立場であることを忘れないでください。
結婚相手として本当に大切なのは、条件が優れていることだけではなく、お互いを尊重しながら日常を積み重ねられることです。
その可能性を見つけるために、婚活パーティーでの短い会話を有効に活用していただきたいと思います。
はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談所への入会を決めると、「どのような男性と出会えるのだろう」「何人くらい申し込みが来るのだろう」と、相手のことに意識が向きやすくなります。
もちろん、出会える男性の数や条件は婚活において重要です。
しかし、結婚相談所での婚活を順調に進める女性ほど、活動を始める前に「相手」ではなく「自分」について整理しています。
- どのような結婚生活を望んでいるのか
- 相手に何を求めるのか
- どこまでなら条件を調整できるのか
- どのくらいの期間で結婚したいのか
こうしたことが曖昧なまま活動を始めると、たくさんの男性と出会えても判断できず、婚活そのものに疲れてしまうことがあります。
結婚相談所は、単に異性を紹介してもらう場所ではありません。
自分の人生に合う相手を選び、結婚という具体的な決断へ進んでいく場所です。
今回は仲人としての経験から、結婚相談所で活動開始前に整理しておきたいことをお伝えします。
まず「なぜ結婚したいのか」を言葉にする
婚活を始める前に、最初に考えてほしいのが「自分はなぜ結婚したいのか」ということです。
一見すると当たり前の質問ですが、意外に答えられない人は少なくありません。
- 周囲が結婚しているから
- 年齢を考えるとそろそろ結婚したほうがよいと思うから
- 親から言われるから
- 一人でいることに不安を感じるから
こうした理由が婚活を始めるきっかけになること自体は問題ありません。
ただ、それだけでは結婚相手を選ぶ基準が定まりません。
例えば、「安心できる家庭をつくりたい」という女性と、「仕事を続けながら二人で人生を楽しみたい」という女性では、相手に求めるものが少し違います。
子どもを望むかどうかでも、結婚後の人生設計は変わります。
結婚すること自体をゴールにするのではなく、「結婚した後にどのような生活を送りたいのか」まで考えてください。
結婚の目的が明確になるほど、相手選びの基準も明確になります。
希望条件を「必要」と「希望」に分ける
結婚相談所で活動を始めると、多くの場合、年齢、職業、年収、居住地域など、さまざまな条件から相手を探すことになります。
ここで注意したいのが、すべての希望条件を同じ重要度で考えないことです。
条件が多くなるほど、対象となる男性は当然少なくなります。
だからといって、条件をすべて捨てればよいわけでもありません。
大切なのは、自分にとって「必要な条件」と「あればうれしい条件」を分けることです。
例えば、結婚後も現在の仕事を続けたいのであれば、働き方に理解があることは重要な条件になるでしょう。
一方、「身長は何センチ以上」「趣味が同じ」「特定の職業」といった条件は、本当に結婚生活に必要なのかを考える余地があります。
条件を整理するときは、「その条件が満たされなかった場合、結婚生活で具体的に何に困るのか」と自分に問いかけてみてください。
明確な理由があるなら重要な条件です。
理由を説明できないのであれば、単なる理想像になっている可能性があります。
婚活では条件を持つことより、条件に優先順位をつけることが重要なのです。
「どんな男性が好きか」だけでは足りない
活動開始前には、自分が好きになりやすい男性の特徴も整理しておくとよいでしょう。
ただし、それだけでは不十分です。
結婚相談所で考えたいのは、「どんな男性が好きか」と同時に、「どんな男性となら生活できるか」ということです。
恋愛相手として魅力を感じる男性と、結婚生活を安定して続けられる男性が完全に一致するとは限りません。
- 会話が楽しい
- 見た目が好み
- 仕事ができる
- 女性への接し方がスマート
こうした魅力は恋愛のきっかけになります。
しかし、結婚生活では、約束を守る、話し合いができる、お金に対する考え方が極端に違わない、相手の立場を尊重できるといった部分も重要になります。
恋愛感情はもちろん必要です。
しかし、「好きになれるか」だけで男性を見ると、結婚相手として重要な部分を見落とすことがあります。
婚活では恋愛対象としての魅力と、生活相手としての適性の両方を見る視点を持ってください。
自分が相手に提供できるものも考える
婚活では「相手に何を求めるか」という話が中心になりがちです。
しかし、結婚は条件交換ではありません。
相手から選ばれることも必要です。
そこで活動前に、「自分は結婚相手に何を提供できるのか」も考えておくことをおすすめします。
これは料理が得意、家事ができるといった話だけではありません。
- 相手が疲れているときに話を聞ける
- 問題が起きたときに感情だけでなく話し合いができる
- 相手の仕事を尊重できる
- 二人の生活を一緒につくっていこうと考えられる
こうした姿勢も立派な魅力です。
結婚相談所で良いご縁につながりやすい女性は、「どんな男性なら私を幸せにしてくれるか」だけを考えているわけではありません。
「この人となら、お互いに良い生活をつくれそうか」と考えています。
相手に求める条件と、自分が相手へ提供できるものを両方考えることで、婚活は一方的な品定めではなくなります。
過去の恋愛を事実として振り返る
30代、40代で婚活を始める女性には、それまでにいくつかの恋愛経験がある人も多いでしょう。
過去の恋愛は、婚活における貴重な判断材料になります。
ただし、「元彼が悪かった」「自分は男性運がなかった」で終わらせてしまうと、経験を十分に生かせません。
見るべきなのは、過去の相手の良し悪しだけではありません。
- 自分はどのような男性に惹かれやすかったのか
- どの段階で違和感があったのか
- その違和感をなぜ見過ごしたのか
- 自分は何を我慢していたのか
- うまくいった部分は何だったのか
こうしたことを事実として整理します。
例えば、毎回「将来の話を避ける男性」と長く付き合ってしまっていたなら、婚活では早い段階から結婚観を確認する必要があります。
反対に、過去の恋愛で「話し合いができる相手とは長く安定して付き合えた」という経験があるなら、それは相手選びの重要な基準になります。
過去の恋愛は後悔するためではなく、次の選択の精度を上げるために使うものです。
婚活に使える時間を現実的に考える
結婚相談所に入会すれば、自動的に婚活が進むわけではありません。
- お相手探し
- 申し込み
- お見合い
- 交際
- 担当者との相談
婚活には一定の時間が必要です。
仕事が忙しい30代、40代の女性ほど、活動開始前に「婚活へどの程度の時間を使えるか」を考えておくことが大切です。
例えば、休日をすべて婚活に使おうとすると、最初は頑張れても途中で疲れてしまうことがあります。
反対に、仕事を優先しすぎて月に一度しか予定を入れられない状態では、活動が進みにくくなる場合があります。
婚活は短距離走ではありません。
無理をして一時的に頑張るより、一定のペースで続けられる予定を組むことが重要です。
「月に何回くらいお見合いできるか」「週末のどこまで婚活に使えるか」など、自分なりの活動ペースを決めておきましょう。
断られることを必要以上に恐れない
結婚相談所での活動では、申し込みを断られたり、お見合い後に交際へ進まなかったりすることがあります。
活動前に、この点も理解しておいたほうがよいでしょう。
断られることと、あなた自身の価値は別の問題です。
婚活では年齢、居住地、仕事、結婚観、生活環境、好みなど、さまざまな事情によって判断されます。
こちらが素敵だと思った男性から断られることもあれば、自分が素敵な男性からの申し込みを断ることもあります。
これは婚活では自然なことです。
一回一回の結果を「私は魅力がない」と受け取ってしまうと、活動を続けることが苦しくなります。
必要なのは、結果を振り返りながらも、自分の人格への評価とは分けて考えることです。
- 改善できる部分は改善する
- 相性の問題なら次へ進む
この切り替えができる女性は、婚活を安定して続けやすくなります。
仲人に任せることと自分で決めることを分ける
結婚相談所の大きな特徴の一つが、担当者や仲人のサポートを受けられることです。
だからこそ、活動前に「何を相談し、何を自分で決めるのか」を意識しておく必要があります。
- プロフィールの作り方
- お見合い後の振り返り
- 交際中の相手の温度感
- 婚活が停滞したときの原因
こうした部分では、経験のある仲人の意見が役立ちます。
自分一人では気づけないこともあります。
一方で、最終的に誰と結婚するのかを決めるのは本人です。
- 担当者から勧められたから会う
- 担当者が良いと言ったから交際する
- 周囲が結婚したほうがよいと言うから決める
このような状態では、自分の人生の選択を他人に預けることになります。
仲人は婚活を進める伴走者ですが、人生の決定者ではありません。
アドバイスは積極的に活用しながら、最後は自分で考えて判断する姿勢を持つことが大切です。
完璧な準備をしてから始めようとしない
ここまで活動開始前に整理したいことをお伝えしてきましたが、すべての答えを出してから婚活を始める必要はありません。
実際には、活動を始めて男性と会うことで初めて分かることも多くあります。
- 年収を重視していたけれど、実際に会うと会話のしやすさのほうが大切だった
- 同年代にこだわっていたけれど、少し年上の男性のほうが自然に話せた
このように、自分の条件や価値観は実際の出会いによって変わることがあります。
大切なのは、最初の条件に固執することではありません。
活動しながら自分の判断基準を更新していくことです。
婚活開始前の整理は、答えを固定するために行うのではありません。
最初の方向を決めるために行います。
実際に歩き始め、違うと感じたら修正すればよいのです。
まとめ
結婚相談所での婚活は、登録して男性を検索するところから始まるように見えます。
しかし、本当の意味での婚活は、その前から始まっています。
- なぜ結婚したいのか
- どのような結婚生活を送りたいのか
- 相手に絶対に求めたいものは何か
- できれば満たしてほしい条件は何か
- 自分は相手に何を提供できるのか
- 過去の恋愛から何を学んだのか
- どのくらいの時間を婚活に使えるのか
これらを整理しておくことで、結婚相談所で出会った男性を判断しやすくなります。
特に30代、40代の婚活では、出会いの数だけを増やすことより、判断の質を高めることが重要です。
何十人と会っても基準がなければ迷います。
反対に、自分の人生で大切にしたいものが分かっていれば、一人の男性との出会いから多くのことを判断できます。
そして、婚活では条件だけで人を選ばないことです。
プロフィールは出会う相手を探すためには便利ですが、その人との結婚生活までは教えてくれません。
実際に会い、話し、行動を見ながら、信頼できる人なのか、意見の違いを話し合える人なのか、一緒に生活をつくっていける人なのかを確認する必要があります。
結婚相談所を利用する価値は、単に出会いの機会を増やすことだけではありません。
自分一人では判断に迷う場面で仲人の経験を利用しながら、より冷静に婚活を進められることにもあります。
ただし、仲人にすべてを任せるのではなく、自分自身が結婚の当事者として考えることが大切です。
活動開始前に必要なのは、完璧な理想の男性像を完成させることではありません。
「私はどのような人生を送りたいのか」という自分なりの軸を持つことです。
その軸があれば、婚活中に迷ったときも立ち戻る場所があります。
結婚相談所での活動を良い結果につなげるためにも、男性を探し始める前に、まず自分の結婚観を整理してみてください。
それが、遠回りに見えて、納得できる結婚へ近づくための大切な準備になります。
その恋愛のクセ、今日で終わり!
「いつも同じような恋愛で悩んでしまう」
「好きになる相手は違うのに、なぜか同じ結末になる」}
「今度こそ幸せな恋愛がしたい」
そんな思いを抱えていませんか?
このたび、舘 智彦の著書『ダメ恋愛を繰り返す人のための脱却マニュアル』が、Amazonでペーパーバック版(紙の本)として発売されました。
恋愛がうまくいかないとき、相手の気持ちや行動ばかりが気になってしまうものです。
しかし、恋愛を繰り返す中で、知らず知らずのうちに同じ考え方や行動を選んでいることもあります。
本書は、そんな恋愛のクセを見つめ直し、これまでとは違う恋愛へと進むためのヒントをお伝えする一冊です。
私は30年以上にわたり、恋愛や結婚に関するさまざまなご相談を受けてきました。
その経験を通して感じるのは、恋愛で悩んできたからといって、これからも同じ恋愛を繰り返すとは限らないということです。
大切なのは、自分自身の恋愛の傾向に気づき、少しずつ行動を変えていくこと。
今回のペーパーバック版は、紙の本として手元に置き、気になるところを読み返したい方にもおすすめです。
恋愛に疲れてしまった方、同じ悩みから抜け出したい方、そして今度こそ幸せな恋愛をしたい方に、ぜひ手に取っていただければと思います。
その恋愛のクセ、今日で終わり!
あなたのこれからの恋愛を考えるきっかけになれば幸いです。
著者:舘 智彦(恋愛のプロ・仲人の舘)
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恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








