仲人の舘です。
「夫婦なんて、狐と狸の化かし合い、常に不透明な疑惑の中に成り立っているものだ」なんて思っておられる方、結構いらっしゃいませんか。
でも、それは大きな間違いで、本当に信頼し合っている夫婦には、疑いの欠片もないものです。
という事で、そうして仲睦まじく連れ添ってきたご夫婦の結婚15周年目の記念日は「水晶婚式」があります。
正に、曇りのない透明な水晶玉のような信頼関係と愛を祝すものです。
そこで、透明度の高いクリスタルのワイングラスやシャンパングラスに好みのお酒を注いで乾杯するのがヨーロッパでの習わしのようです。
実際、水晶というのは、パワーストーンとして用いられるほど強烈な浄化力を持つもので、古代から神聖なる石と言われてきました。
もちろん、その力は今も衰えを知りませんから、この機会に、そのパワーを借りて、何とか再生というカップルも少なくはない事でしょう。
妻は夫に水晶の時計を、夫は妻に水晶のアクセサリーを贈るといいと言われていて、他に、寝室に水晶玉そのものを置いて、毒素を洗浄というご家庭もあるようです。
正に水晶婚式は、草臥れ始めた夫婦関係を清算し、透明感を取り戻すための日でもあるのかも知れませんね。
ご結婚が決まったら新居に水晶を置いて、見る度に清らかな気持ちを思い出すのもいいかも知れません。
仲人の舘です。
結婚して11年目の記念日を、欧米ではなぜか「レース婚式」と言い、とても大切にしているようです。
もちろん、競うレースではなく、編み生地の一種であるレースの事です。
もっとも、夫婦生活もここまで来れば、お互い駆け引きの繰り返しで、正しく日々デッドヒートレースを繰り広げているものだという気もしないでもありませんが。
しかし、本来のレース婚式は、全くその正反対で、深く美しく織りなす愛を表しているのです。
確かに、レース地というのは、中性ヨーロッパでは糸の宝石と称されていた程で、深く編み込めば編み込むほど、優しさや豊かさが高まって行きます。
それを知っている西洋人たちが、ちょうど干支が一周した13年目の結婚記念日に用いたのも、未だに大切にしているのも納得出来るというものでしょう。
ただ、元々女性には人気があっても、男性には余り興味のないのが日本のレース事情です。
そこで、この日ぐらいは、日本男児の皆さんも、鮮やかなレースに関心を持たれてみてはいかがでしょうか。
寝室のカーテンを新調し、レースのショーツを奥様にプレゼントすれば、今宵は気分一新間違いなしです。
また、ちょっと意外ですが、世界最古と言われるレース編みの一つが唐の時代に日本に持ち込まれ、今でも奈良の唐招提寺に残っています。
ですので、それを一目見に行く旅行をを計画しても素敵ですね。
仲人の舘です。
物語にも終わりがあるように…なんて感覚では困りますが、悲しい事に離婚は無くなりません。
少なくとも現代は愛し合った二人が離婚を決意するのですから、それは大きな理由があるのでしょう。
そんな事を思いながらアンケートを取ってみると、意外にも性格の不一致が上位に来るようです。
ただ、現代でほいほい離婚をすると後が大変ですから、性格の不一致の裏には何か別の問題が隠されていると考えて良いでしょう。
特に最近何かと問題にされるのは、パワハラやモラハラと呼ばれるものでしょうか。
少し前だとDVつまり家庭内暴力が話題となりましたが、今は単純な暴力以外の部分にも注目されています。
暴力の場合は命の危険を感じる事があり、かなり危険な状態だと言えるでしょう。
モラハラは単純な暴力とは少し異なり、精神的な苦痛に注目しています。
特に気になるのは、モラハラの場合はDVと違って妻が加害側となっているケースが少なくありません。
「亭主元気で留守がいい」とは皮肉な笑い話に聞こえますが、これのエスカレートしたものが起きています。
無視や罵声を繰り返す事でご主人を家から閉め出してしまい、居付かないようにするのです。
逆の場合は、生活費を入れなかったり浪費したりとお金絡みの問題が目につくでしょうか。
暴力的な行為はひと目で分かりますが、モラハラの被害は外に出ません。
しばらく耐えていたけどもう限界…となった時に離婚となるようです。
仲人の舘です。
情報誌「ぱど」2015年4月号に全国仲人連合会・東京地区本部日暮里駅前の広告が掲載されています。
今回は、ぱど上野・日暮里・谷根千エリアへの掲載です。
「結婚・出会い」のコーナーは、私どもの結婚相談所だけです。
仲人の舘です。
なぜ結婚をするのか…哲学的なようにも見えますが、実際のところは現実的な問題が大きいのではないでしょうか。
近頃は共働きも増えてきましたが、前提として夫が働いて妻が家庭をという構図が見えています。
お互いにそれぞれメリットを感じる部分が大きいため、結婚に意味を見いだせるのです。
一昔前なら家系を継ぐという大義が掲げられましたが、今それを感じて結婚を目指している方は、それほど多くないのかも知れません。
老後の生活も辛うじて保証されるため、子を残して面倒を見てもらうという考えも多くはないでしょう。
近代的な感性で言うと、好いた者同士が同じ生活をするというところに目的が潜んでいそうです。
他の誰でもない自分と結ばれる事により、意識としてお相手を専有できます。
男性にしても女性にしても、既婚者という事で社会的な安定感を評価される事もありますし。
会社では役職が上にいくほど人物を見られる事が多くなり、結婚している事が強みとなる場合があります。
家庭に対する憧れも、結婚に対する動機としては十分でしょう。
自分が子供として育てられてきたように、自分の子供を大切に育てたいと思うのは、父性や母性が出てきている事を示唆します。
家に帰ると誰かが待っていてくれる、という何気ないものは何ものにも代えがたい財産です。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








