仲人の舘です。
今、日本が抱える大きな大きな社会問題、少子高齢化をいかに乗り切るか。
それには、やはり我々のようなプロの仲人が頑張って、一組でも多くの若い夫婦を誕生させ、新たな命を芽生えさせなければなりません。
実際、20代から30代の未婚男女に対する某アンケートによると、約7割の人が、出来れば近いうちに結婚し、子供が欲しいと答えているのです。
それも、子供は2人から3人が理想だと言うのですから、日本の未来は実に明るいではありませんか。
ただ、それを実践できないのは、もちろん良縁に恵まれないというのもあるのですが、経済的事情や親の問題というのも大きく影響しているという事をご存じでしょうか。
実は今、結婚適齢期を迎えている世代の親たちは、ある意味離婚ブームのまっただ中を生きて来た世代で、母子家庭や父子家庭で育てられた子供たちが思いのほか多いのです。
そうなれば、父親を残して嫁には行けないとか、母親付きで嫁の来てがないという人が続出します。
そこで、まず先に、問題のシングルマザーやシングルファーザーに幸せになっていただく必要性がある訳です。
ようするに再婚をしてもらい、親は親で、自分たちは自分たちでそれぞれが幸せになろうじゃないかというものです。
そして、それをサポートするのがシニア世代も応援する結婚相談所で、登録者も少なくありません。
人生80年の今、還暦で結婚しても、十分銀婚式を迎えられる可能性はありますから、人生の酸いも甘いも知ったシニアであるからこそ、幸せな再婚ができるのではないかと思います。
ただシニアになると出会いの場が少なくなりますので、大いに結婚相談所を利用していただきたいと思っています。
仲人の舘です。
多くの既婚者が一度は口にするであろう名言、それが、“結婚は人生の墓場だ!”というものではないでしょうか。
これは、誰がいつ発したとも分からぬ名言ですが、捉え方によっては、かなりポジティブな一言だと言えそうです。
人間、どんなに波瀾万丈の人生を送った人でも、最後は安らかに眠り、天国で永遠の落ち着きを手に入れます。
即ち、お墓の中というのは安住の地であり、結婚する事は、その安住の地に落ち着くという事なのです。
これは実に素晴らしい事であると言えると思う私の考え方は、まんざらでもないでしょう。
確かに、猛烈な熱愛の末に結婚し、静かな場所に定住すれば、一気にモチベーションが下がり、寂しさや物足りなさを感じるかも知れません。
恐らく、ど派手な恋愛劇を繰り広げたり、ゴージャスな挙式を上げた著名人たちの結婚生活が長くは続かないのは、このギャップが大きいものと考えられます。
一方、婚活やお見合いを経て結ばれた夫婦というのは、最初からずっと落ち着いた環境の中で、冷静に2人の関係や将来を見つめて来ました。
だから、安住の地で腰を落ち着け、そのまま長く当たらず障らずの日々を送れるのだろうと思います。
海の向こうには、“愛は結婚の夜明けであり、結婚は愛の日没である!”という名言がありますが、正にその通りですね。
ちなみに、私が一番好きな結婚に関する名言は、夏目漱石が残した“結婚は悲しみを半分に、喜びを二倍に、そして生活費を四倍にする!”。
そして、“良い結婚はある。しかし、魅力的で楽しい結婚はない!”という東洋のことわざに行き着くのであります。
仲人の舘です。
結婚はしたいし、出会いは欲しいけど、お見合いには常に悩みが一杯。
私が思うに、これが多くの婚活初心者の本音でしょう。
なぜなら、まずはお見合いするかどうかで悩み、する事が決まれば、今度は当日の事であれこれ悩む。
そして、お付き合いするかどうかで悩んで、最終的にはその人と結婚するかどうかで悩む訳です。
しかも、婚活というのは、多くの場合、お見合いしては断ったり断られたりの繰り返しですから、それが更に悩みを巨大化します。
私の経験からいくと、最初はそれこそ何事も経験の体験お見合い。
2回目が初心者クラスで、3回目が初級クラスと言ったところでしょうか。
ですから、この辺りまでは、好奇心や期待感というのもかなり手伝っていて、悩んでいるとは言っても、まだまだ大した事ないのが実際なんですね。
ところが、4回目位になってくると、中級者に格上げされた状態です。
そこで結果が出ないと、どうしても真剣に悩み、マイナス思考で自分自身を振り返ってしまわれる方が一気に増えるのです。
はっきり申し上げて、大抵の方が、4回目から5回目のお見合いで壁にぶち当たられます。
ですが、良質な結婚を望むのであれば、上級クラスまでは頑張るべきでしょう。
そして、私は、その上級クラスを8回目から10回目と設定しています。
つまりは、そこまではお見合いをしては、断ったり断られたりを繰り返していても、必要以上に悩む必要などないという事です。
もっとも、真剣に婚活されておられるからこそ、あれこれ悩まれる訳で、私はそういう会員さんには必ず結果が出ると信じてますし、これまでずっと結果が出てきました。
この言葉を信じて、どうせ悩むのなら、次はどこのどんな人とお見合いしようかという事で悩んでいただければと思います。
仲人の舘です。
皆さんは“人事を尽くして天命を待つ”という言葉をご存じでしょうか。
これは、大昔の中国のお坊さんが唱えた故事ことわざで、正に読んで字のごとくですね。
人事とは、人が出来る事、天命とは天が授ける運命です。
即ち、自分の出来る事は全て一生懸命やってみなければなりません。
しかし、一通りやり尽くしたら、後は焦らず、神様にその後の展開を任せればいいのだという事です。
恐らく、本当に人事をやり尽くしたのであれば、それなりの天命を下してもらえる事でしょう。
ただし、まだまだ実際にはやり残した事があったり、全体的に手抜きしてクリアしたのであれば、いつまでたっても天命は見えません。
例えば、恋人が欲しい、結婚したいと思い、取りあえず縁結びの御利益があると言われるような神社仏閣を片っ端から訪ねる。
そして、一生懸命祈願するには、それなりのお金も時間も掛かるでしょう。
自分では、正に人事を尽くしている、人事を尽くしたと思われるかと思いますが、神様や仏様から見れば、他にまだまだ出来る事は沢山あるだろうと言ったところなのです。
言われてみれば、その通りで、やっぱり本当に出会いが欲しければ、それを提供してくれる場所や人の元を訪ねなければなりません。
また、人の誘いはどんどん受け、いろいろなところに顔を出す事も大切になって来ます。
自分を人として成長させることも然りでしょう。
そこまでしないうちに、開き直って人事を尽くして天命を待つというのではいけません。
さぁ、今一度自分の婚活を見直し、やり残した事や手抜きした事があったら、まずはしっかりやり直してみましょう。
そうすればきっと、人事を尽くしたので天命を待つとなるのではないかと私は思います。
仲人の舘です。
私が長年この仕事をしていて面白いなぁと思う事があります。
それは、正しくお見合いは美男美女コンテストではないのだという事を実感出来る事です。
例えば、お相手の目が垂れていても、それが妙に可愛らしいとか、ほのぼのするとか、すんなり受け入れられる事もあれば、無理とむげに却下という事もあります。
また、どんなに目鼻立ちがパッチリしていても、それが冷たく見えたり、堅く見えたりして敬遠されてしまう事もあるのです。
しかも、その受け入れられる受け入れられないは、全く同じ人でも、見る人によって違って来るのですから面白いです。
正にこれが相性というものなんだろうと私は考えます。
相性というのはそもそも、戦国時代の中国で誕生した陰陽五行思想で、人々の持つ属性が、どれだけ自分に影響するかというものだそうです。
五行というのは5つの要素、即ち、外観で言えば、目鼻立ちだったり、背の高さだったり、スタイルだったりするもの。
お見合いの場合は、そこに会話の内容なども加わって来るでしょう。
ですから、それらが自分に良いふうに作用し、その場が楽しいとか、安らぐと感じられれば、それは相性がいいという事で、その後、本格的な交際に発展する事が一般的です。
中には、それが悪いふうに作用し、退屈だ、面白くないというふうになり、一応付き合ってはみたものの、やっぱり駄目ですというパターンも少なくありません。
しかし、その場合は仕方がありませんし、むしろ個人的には、長い人生を共にするのにやっぱり相性は肝心だと思います。
ですので、それはそれで断っても断られても気にされる事なく、前進あるのみで行っていただきたいものです。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








